日本代表3月シリーズ最終予選の最終節の話



こんにちは


2022年3月18日です。
ここ数日夏ではないのかと思うくらいに日中は暖かい日々でしたが今日は雨もあって寒いです。三寒四温って感じは30代になって3年ですが、なかなか体調に影響を及ぼすようになってきました。



先日はいわゆるパリ世代にあたるUー21のメンバーも発表されましたがその話は別の機会にしていよいよW杯出場がかかった3月の試合に向けたメンバーの印象とファンの立場で思う事を書きたいなと思います。


ではまずはメンバーを(フルネームでなくてごめんなさい)



GK 川島、権田、シュミット、谷
CB 吉田、谷口、植田、板倉、佐々木(LSB要員だが得意のCBカウント)
SB 長友、酒井、山根、中山、
DH 遠藤航、田中碧、守田、柴崎
SH/OH/WG 原口、伊東、南野、三笘、旗手、久保建、 
CF 大迫勇、上田、前田大、浅野

主な落選(記事なんかでのコメントなどで私の見たなぜ?メンバー)
欧州 鎌田、堂安、菅原、森岡、伊藤洋、中島、町田
J組 鈴木優、荒木、松木、橘田、明本、小泉佳、江坂

こんな感じでしょうか。

 前提として森保氏は好きではないのですが、残り最終予選は2試合で下の様な勝ち点。
サウジ  勝点19・6勝1敗1分・得失点6
日本   勝点18・6勝2敗・得失点6
豪州   勝点15・4勝1敗3分・得失点9


 流石にオーストラリア戦に引き分け以上で出場権を自力確定できる状況で思い切ったメンバー交代や新戦力を呼ぶほど選考の面でギャンブルができる監督はほぼいないです。もしそうする必要があるとすれば核となってきた選手がケガや累積で出場停止をくらっているときだけでしょう。
 オーストラリアは最終戦にサウジアラビア(サウジがホーム)となりますが、すでにサウジが中国相手におそらく勝つため消化試合であると予想されます。加えて4位のオマーンと勝点7差得失点も11差があるという事からすでに3位以上は決めてますし、勝ちやすいのではとも考えられます。最終予選でアウェイの豪州戦に勝てた事ない日本は引き分け以上でいいという微妙な立場でしっかりと油断せずに突破を決められるのでしょうか。選手を応援するしかないですが不安点も少なくないですね。



 ここまで11人のスタメンとフォーメーション、交代の選手まで検討がつく、監督の選考基準ですのでそれはないだろうと思ってました。
 2次予選の組み合わせにも恵まれていましたのでそこで新しい選手を試さなかったのが一番今回の状況に陥った主な要因かとも思います。2次予選の組み合わせはかなり恵まれていて最終予選に出た事のある国すらいなかった(タジキスタン、キルギス、モンゴル、ミャンマー)事を考えればもっと大胆に五輪世代の有望株やJで実績があるけど国際経験の少ない選手を発掘し、起用してもよかったと思いますし、結果が重視だとしても少なくとも突破が見えた状況でそうすべきだったと思います。 
 結局過剰にJクラブに忖度しすぎてメンバーの層を厚くできなかったのが最終予選でも選択肢を狭めてしまいケガ人や出場停止などがあった時に抜擢するしかない状況に陥っているわけですから明らかにこの森保方針は失敗だったと言えます。
 加えて西野体制でロシア大会前に偶々上手くいった選手にゲームプランを全て丸投げするという策も継続していますが、これもアジアカップ(カタール)、コパ、五輪(ニュージーランド、メキシコ、スペイン)、そしてこの最終予選(初戦のオマーン)しっかりとゲームプランを準備してくるなどのチームには通用していません。実力差があるアジアのチームやニュージーランドにはそれでもなんとか勝ちましたがもっと日本としてプランをもってればしなくていい苦労はしていないはずです。EUROなどをみても現代サッカーでは代表チームですらそれを用意して、修正や2次、3次プランを試合途中で繰り出しています。
 カタール本大会に出場はおそらくできるとは思いますが組み合わせやラッキーに恵まれないと決勝トーナメント進出すら怪しいのではないのかと個人的には思っています。今の日本代表は欧州1部、2部で40人から60人がプレーするというかなりのレベルの国ですからいい監督、コーチがいれば強豪国と言われる国ですら苦しめる事ができます、あわよくば勝てるではないレベルにきていると思いますからしっかりと相手の研究と対策がたてられ、上手くいかなくても試合開始後、後半にも修正をできる指揮官がくれば過去最高成績を出せるとおもうのですがそれも現状のままならかなりのラッキーが重ならないといけない状況だと思います。


 メンバー選考についての異論も更にしたいと思います。3月8日の記事などには森保監督が23名のメンバーに加えてコロナの対応や今後を見据えて少し多めかつ、若手を呼ぶという示唆もしているとメディアに語ったと出ていました。流石にJ1の開幕戦に出場した高卒新人の松木や2種登録からプロ契約となったばかりの北野の抜擢は考えにくいものも、荒木、鈴木唯、松岡、西尾などは12月の合宿で招集しましたし、所属のクラブでも十分出場をしていますから選ばれても全くあり得ないとまではいえません。(別の記事では宮城、川崎颯、紺野などの名前もありました)
 それだけにこの森保監督は真面目、実直そうな人だけど相当な嘘つき、面の厚さだと私は思いました。ですから選手には期待したいですし、応援もしますが、カタールで決定的なミスがあったとしても叩くことは私はないと思います。(そういう心もちで観戦したいです)

 続いて長友や大迫らコンディション、試合勘に不安のある選手の問題です。ここ1年から2年で欧州組の中でもベテランといえる北京、ロンドン世代の選手の中で所属先で試合に満足いくほど出られていないのに代表でスタメンをはる選手に多くの人から批判が集まっていました。彼らより試合に出ている同じポジションの選手もいただけに余計に不誠実な監督だなと思ったのもつい最近ではないです。しかも海外組のリサーチ不足は欧州組が大量になった今の代表の事情を鑑みるとまだ納得も無理やりできますが、日本人でJの監督出身、下の五輪世代の監督も兼務している以上、最低限Jで印象的な選手や調子のいい選手は絶えず新顔として何名か呼ぶことはできたはずです。試合に起用しなかったとしても選ばれた選手はもっとパフォーマンスを維持、安定させようと思うでしょうし、あと一歩で選ばれなかったとしても何が足りないのか改善、向上させようと思うでしょうからJのレベルアップにもつながるはずです。 
 次に優磨のSNSでの批判が選考に影響しているかという点です。twitterで森保氏を批判したファンの批判的なツィートにいいねをするなどをしたいうのはファンを含め関係者の中では有名になってしまいましたがこれもメディアでその後、森保監督が否定しています。(今回の選考・発表時の会見でも伊否定)
 考えられることを監督の立場でいえば

・そもそもSNSを気にするタイプではない
・メディア、ファン、サポーターの声を聞いてるとは会見、インタビューなどで話すがそれが選考に影響しているとは思えない
・17点というのは欧州主要リーグでの日本人リーグ戦最多だがベルギーでの実績である。(22年2月時点でプレミア、リーガ、セリエ、ブンデス、リーグ1、ポルトガル、オランダ、ロシア、メキシコに次ぐ10位)
・選ばない最大理由ではない(18年11月に呼んだが負傷で合宿に参加していない)が忖度、配慮、熱血など戦術家ではないタイプの人物でチームの輪、平和などを気にすることからそもそも余り、ヤンキー気質、輪を乱すタイプ選手は苦手と考えられる
 

 以上の様な理由からベルギー時代を経て、FWとしての引き出しが増えていて復帰した鹿島でも調子は良いように見えるとはいえ扱いずらい事や他にも使えると考えるFWがいる(使いこなせるかは別)とすると敢えて無理して呼ぶ程ではないのと考えていてもおかしくはないでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?