10月シリーズから11月シリーズへの提言

前半の山場のサウジアラビアとのアウェイ戦で0-1で敗れ、オーストラリアとのホームでの試合も2-1で苦勝。

これによって

暫定の結果はこうなりました。

1 サウジアラビア   4勝0敗  勝ち点12 得失点 +5
2 オーストラリア   3勝1敗  勝ち点9      得失点 +5
3 オマーン      2勝2敗 勝ち点6 得失点 0 *総得点の差で3位 
4 日本        2勝2敗 勝ち点6 得失点 0


11月にオマーンと直接戦いますからそこで勝てば総得点の差は気にするものではないですがベトナムとの試合も含めて負けが一切できない事情となりました。

ちなみに今回と同じ5チームとの総当たりのアジア最終予選は前回大会のみですので数字の目標設定は前回と同じとします。

グループB
1  日本         6勝2分け2敗 勝ち点20  得失点  +10
2  サウジアラビア    6勝1分け3敗 勝ち点19  得失点  +7
3  オーストラリア    5勝4分け1敗 勝ち点19  得失点 +5
4  UAE         4勝1分5敗 勝ち点 13        得失点     -3

グループA
1 イラン        6勝4分け0敗  勝ち点22 得失点+8
2 韓国         4勝3分け3敗  勝ち点15 得失点+1
3 シリア        3勝4分け3敗  勝ち点13 得失点+1 
4 ウズベキスタン    4勝1分け5敗  勝ち点13  得失点−1 

*2018年大会最終予選の結果

10試合で6勝以上している日本、サウジ、豪州(引き分けも含むと)、イランはW杯行きを決めていますし、韓国も5勝分の勝ち点は取っていますから15以上の勝ち点が最低ラインだと言えます。6勝以上すればほぼ確実にいけるでしょう。そうなると仮に11月の試合に日本は2勝は絶対に必要となります。サウジと豪州(ホーム)が直接対決があります。豪州がホームですので勝つと仮定するとサウジ(豪州も)は11月に1試合しかないので今の勝ち点12で得失点が減る状態。豪州も勝ち点が12となり得失点が上積みになります。日本が2勝すれば勝ち点が12となり得失点も+となりますから3チームの競合となり前半の最終予選を終えることになります。目標とすべき6勝以上に向け、残り4勝以上を6試合で確保できるかを決める重要な11月の2戦となります。
 
 ホームでまさかの敗北をしたオマーンと韓国人パクハンソの指導で手強いチームとなっているベトナム(森保ジャパンはアジアカップでも苦戦)は両国とも油断はできませんが実力差はありますからサウジ、豪州との後半戦に向け確実に勝たないといけません。

 たまたま守田、田中碧、遠藤の3人起用で首の皮が繋がりましたが、柴崎は相変わらずの精彩を欠いた状態。大迫もキープ力やアグレッシブさこそ復調気味も森保体制で当初に見せたものとは程遠い状況。長友も中盤の機能が上手くいっていた為、高い位置でプレーしクロスも送りましたが背後を突かれることもかなり増えてきておりこの9月、10月シリーズ通して流石長友といえるほどのパフォーマンスではなかったように見えます。CB系統ではありますがクロスの精度の高いですし、9月の2戦は明らかに格下、しかも長友が無所属状態ですから中山の出番をもっと増やせばピンチも減っていたのではないでしょうか。佐々木を使うぐらいなら中山を使って欲しいところですが、10月の試合で途中から得点が欲しい状況でどちらかと言えば守備よりの選手の出場という謎の迷采配でした。
 田中碧も欧州や川崎での経験があったため最終予選初出場にも関わらず、らしさを発揮していました。このことからもLSBなら明本、旗手あたりを。柴崎に代わる中盤の選手も田中碧や守田以外なら森岡、大島、川辺らを使ってもよかったのではないかと思ったりもしました。
 得点に絡んだからよかったのですが、贔屓の浅野は手負い明けの状態でした。前田大、仲川、永井らではダメだったのでしょうか。結局広島枠と一部で言われる以上の理由がみつかりませんでした。
 立ち上げ時からメンバーを固定しすぎていることから、交代カードのバリエーションやフォーメーションの変更、核としている選手の不調への対応等すらできていないのですから最終予選の現状は予想できたものです。
 アジアは楽ではない、最終予選は簡単じゃない。とよくいいますが、相手あっての競技ですから、我々ファン・サポーターは何も余裕で勝てとは言っていません。ただ欧州を中心とした世界のサッカーは勝つ確率をあげ、負ける率を下げるために様々な方法論、対応策を構築しているのです。今の日本代表の欧州組は特にその中で揉まれて活躍してそれを体現できるはずですから、指示を出す・指揮をとる監督・コーチには指針・方向性の正しいモノ出せる人物が相応しく、全部尽くすベき事を尽くしたといえる状態で挑んでほしいのです。そういった集団のボスである監督としては森保さんではもの足りないさを大きく感じてしまうのです。
 

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