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なぜ、人類の価値観は自由と安定を振り子のように行き来するのか

戦後から、数十年やもう少し短い年月をかけて、創造力、個人主義、自由主義のような方向性と、安定志向、社会主義、共産主義のような方向性が数十年単位で振り子のように行き来している。

直近で言えば、ネットバブル前はイケイケドンドンの自由主義、リーマンショックで逆方向に向かうも、2010年代後半はまたGAFAMやスタートアップブームので加速主義、最近はコロナで、また安定の方がいいんじゃない?的な空気いなっている。

なぜそうなるか?

その根本原理の仮説を思いついた。

結局、人間はソシュールのいうようにシンボル化能力をもった動物であり、カオスな世界をシンボルで単純化して理解する。

この「揺れ」は、シンボルで十分にカオスを捉えたという誤解が原因にいあるのではないか?

ソビエト連邦崩壊までは、技術レベルが高まり、計画経済がうまくいくと自信を持っていたが、全然、リアルな生活現場や複雑な変数の絡み合いを理解できずに、失敗した。

そして、最近になって、また生産性がぐっと高まり、世界把握が十分にできているという錯覚を持ち始めている。

ここでまた社会主義的な発想も支持を得始めている。

でも、結局、よくよく考えると、ビッグデータなども世界を全然把握できていない。

また、計画経済にトライしても失敗するだろう。

この振り子をあと何十回かやれば、ユートピアにたどり着けるのだろうか?


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