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革命が起きるための3条件

なぜ革命が起きないのだろうか?

ここでいう革命は、国家を転覆させるような革命だけでなく、今まで創造もつかなかった芸術やビジネスで社会のあり方を変えるようなことだ。

革命が起きる条件を3つ考えてみた。

1.社会に不満がある

まず、何かしら社会に不満があることが必要だ。でなければ社会に働きかけて何かすることなどない。

現在、ネットに繋がりさえすればnetflixやYou Tubeでほぼ無料で娯楽を享受できる。牛丼も300円で食べられる。なんなら、最終的には生活保護制度がある。

こんな恵まれた社会に不満が持てるか?

あるとすれば、「なんでこんなつまらねんだよ!」系の怒りなのではないか。

2.自分が行動すればその不満が解消される確信がある

次の条件として、自分が行動すればその不満(課題)が解消されるという確信があることだ。

例えば、私は次のように考えている。社会は生活保護制度があるものの、スティグマ問題やプライドの問題でそれが機能していない。労働のストレスの多くは、会社をやめられないことにあり、その根本原因は失業したら生存の危機に陥るからだ。生活保護はセーフティネットとして十分に機能していない。これには不満を持っている。

これをベーシックインカムで解決できると考えているが、それが私の行動で実現できるかというと、その確信はない。だから地道な研究はしているものの、行動できていない。自分の力で仲間を集めて、大きな力となり変革できる、という確信が行動に繋がる。

3.リスクを取れる

確信を持てれば、最後の条件はリスクを取れるかどうかということだ。

確信があっても、失敗したら嫌だ、貧乏生活は嫌だ、恥ずかしい、などといっているようでは行動に移れない。

これも、有る種ベーシックインカムのようなセーフティネットが整備されていれば、解決されるだろう。

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以上、革命(やイノベーション)が起こるための3つの条件を考えた。

こう考えると、まず、最初の「社会への不満」が(日本においてはそ)こまで強いものがない、というのが現状なのではないか。Z世代までいかなくとも、ゆとり世代、80年代生まれの人たちは、社会に対して「怒り」がない。

ただ、「なんとなくつまらない」という怒りと、「これだけ発展した社会なのにブラック企業などにより貧困を余儀なくされている人がいる」というのは大きな課題として認識されつつあるのではないか。

その上で、ソリューションの道筋を明確にし、失敗したら貧乏生活もやむを得ないと考える有志が出てくれば「社会は輝く」かもしれない。

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