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経費などできれば使いたくない

零細企業ながら会社を経営していると、友人とかに飲食の場面などで、うざめに経費でお願いします!とかふざけて言われることがあるw

これ、大企業のサラリーパーソンが会社の経費にできるなら、それは奢るほうも奢られる方もみんなハッピーで、大企業だけが小さく泣きを見るのだが、

経営者の立場としては、痛みしかない。

会社は、仮に利益がでていても、800万円以内なら法人税率が15%、住民税等合算して、約24%の税金がかかる。

800万円以上だと、法人税率が25.5%と上がり、約37%の税金負担となる。

では、経費で利益を圧縮できたとして何になるか?

例えば、利益100万円の会社であれば、そのまま決算を迎えれば、24%の税金がかかるので、24万円キャッシュアウトで、76万円が残る。

では、10万円の飲み会を経費精算したらどうなるか?
利益は90万円に減り、24%の21.6万円の税金が取られ、68.4万円が残る。

76万円と68.4万円を比べると、前者が7.6万円大きい。

つまり、無駄な飲み会を経費にしないほうがい手残りは無論、大きいのである。

この飲み会に価値があるならやってもいいが、「無理にやる」ことに何ら意味はない。先の通り大企業のサラリーパーソンが会社経費でできるならシンプルに得だが、経営者目線では損しかない。

では、価値があるかはどう判断すべきか?

たしかに、考え方によっては節税効果もある。
もし期を跨いで翌期にもやるだけの価値が見いだせるなら、早めに利益を圧縮するよう今期にやっておけば、10万が7.6万と、24%OFFで買えたことと経済的には同等となる。

だから、翌期にやろうとするくらい価値があることは今期にやっておけば24%OFFでできると考えても良い。800万以上利益が出ているならそれ以上のお得がある。

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