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ベーシックインカムの維持の難しさと大きなリスク

ベーシックインカムは今の社会の生産性があれば、余裕で実現できるが、それへの移行の難しさがある。

移行の難しさは多く指摘されているが、実は維持するほうが難しいのではないか?

結局、ベーシックインカムを維持するには、社会の全員70億人などに衣食住を最低レベルでいいから保証しなければいけないが、
それは誰がするのだろうか?

その担い手もベーシックインカム社会の住人であれば、どうやってインセンティブをつけるのだろうか。

担い手たちに求められていることが簡単ならいいが、このカオスで複雑系の世界と対峙して、どうやって恒常的に衣食住に必要な社会システムを維持するのだろうか?

それがずっとうまくいく保証はない。

その担い手の能力にオールインベットするのはあまりにもリスクが高い。

というのも、
ベーシックインカムが世界中で実施されれば、「働かなくても良い」という価値観がデフォルトになってしまう。

そうなれば、地球の危機などの有事のときに、総動員で対応できなくなってしまう。つまり、人類全滅のために対抗できる力が弱いため、滅亡する可能性が高まる。

現代社会であれば、いちおう、みんな働かなくてはならない!という価値観があるからみんないちおう、働く準備がある。ニートも含め。

考えられるとすれば、

ベーシックインカム社会で相当なリターンを得られるポジションを作り、そこで競争を促してレベルを高めるというので解決するだろうか?
つまり、超やる気のあるやつに全てを託す、ということ。



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