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【経験談】コロナウイルスがホテル業界にもたらした影響 part1

皆さまはじめまして、yasuと申します。

このnoteという媒体を利用させてもらい、自身の考えや経験談を発信することで、読者の皆様と色々なことで共感できたらなと考えてます。

冒頭の画像も利用させていただきました。ありがとうございます。

私、ホテル業に従事させていただいておりまして、コロナによる影響で不景気の真っ只中におります。勤続10年になり、これまでは順調に売り上げも伸び、インバウンドのお客様も増えかけていた矢先、コロナウイルスの世界的な蔓延という前代未聞の事態に陥りました。

2020年の1月までは従来の通りのお客様の入れ込みでしたが、その後はみるみるうちに右肩下りで、稼働率は落ちていきました。

2月以降、自分たちもそうですが、競合他社においても前年比▲90%という壊滅的な状況でした。インバウンドのお客様については殆ど0に近い数値でした。

□休業の決定 

そして緊急事態宣言が行われた、2020年4月の1回目の緊急事態宣言をきっかけに、止む終えず1ヶ月間の休業を実施。(4月17日〜5月16日まで)       既存予約のお客様は、グループホテルへ送客を行い、外看板や館内の電気も消灯し、ただただ固唾を吞んで耐え忍んでいた状況でした。フロントで接客することもなく、経費削減の取り組みとして、清掃業務をひたすら自分達で行う日々はなんとも言えない心境になった事を覚えています。

休業期間を終えた5月中旬以降、気を取り直して再稼働を始めるわけですが、出張や旅行の自粛モードでなかなかお客様は戻ってこず、苦しい状況が続いておりました。

□Goto トラベル事業始動

そんな中、希望の光が差し込みます。皆さんも既に忘れかけていらっしゃると思いますが、あの「Go to トラベル事業」が打ち出されたのです。2020年7月から打ち出されたこの施策は、大きくマスメディアにも取り上げられ、我々宿泊業に大きな経済効果をもたらしてくれると期待が膨らみました。

しかしながら、運用が開始された後のお客様の戻りとしては、やや増えたかなといったところでした。その理由としては、

・上限額まで使用するにあたり、ハイクラスのホテルを利用するお客様が多かった。

・開始した早々の段階で、ビジネス利用での宿泊は対象外となってしまった。

以上が挙げられます。自分達のようなビジネスホテルという業態は主に、1名の出張利用のお客様がメインになり、Gotoトラベルの恩恵を確実に受けたかというと、さほどの事にはならなかったというのが、本音のところです。

稼働の回復(この時の稼働率は30%程)をやや見せたものの、まだまだ低空飛行が続く中、再び感染拡大の事態に陥り、結局2020年の年末にはGotoトラベルの一時停止が決定されました。またまた暗い雲が立ち込めてきてしまったのです。

Part2へ続く



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