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TABLET SPECTRUM [歌詞]

 TABLET SPECTRUM
 詞/曲:Sagishi

 指先乗った排気口
 とても甘い 美味しそう
 老い曝えて山樝
 もう死なないで あんまり
 開いたまなこが歌う、歌う
 嫌いなあの子がBow Wow
 終いに笑おかLOVE LOVE
 記憶の引き金カウントダウン

 時計が廻る半透明
 遊んで触る バンドエイド
「変わってないね」が口癖だ
 離れない夢は朽ち失せた
 打ち捨てた水の嘔吐の柘榴
 錯誤に血迷う背後に髑髏
 説くのも無駄かも剃刀焼いた
 や、や、嫌、嫌

 何処にも行けない 狂気を抱いて
 淡く叫んでる論理を吐いて
 勘違い ゆえの妄執 書いて
 今日も寝具を濡らしてる
 笑いたきゃ笑え わっはっは
 袖の数だけ 去ってった
 勝手なままの冒涜がずっと
 頭のこの辺で離れない

 冗談、冗談 回り回って飲みこむ冗談
 今日は、今日は逆しまになってスローダウン
 グローバル化してく現在
 寝ても醒めてもローカルに潜在
 酩酊明滅酔い病む倦怠
 弁別できない死体が散壊

 DAN、DO、DANDANDO
 代わり映えしない単細胞
 炭酸抜けてるみたいに
 腑抜けた精神飼ってる大腿骨
 お腹がすいた、お金がすいた
「あなたのことを信じたのに」

 暗誦できない地面がゆっくり問うまま
 変わってちりぬる感度
 しきりに何度も確認してる
 しきい値超えない怒りを耐えてる
 絶えてく涙や侮蔑の数を
 あなたと一緒に数えてる
 回り回ってかえって
 偶然ではないからだで稼げる必然
 リフレインしてるパチパチと
 不幸の連鎖に酔ってるわたしも死ぬべき

 何処にも行けない 狂気を抱いて
 淡く叫んでる論理を吐いて
 勘違い ゆえの妄執 書いて
 今日も寝具を濡らしてる
 笑いたきゃ笑え わっはっは
 袖の数だけ 去ってった
 勝手なままの冒涜がずっと
 頭のこの辺で離れない

 ちんけな世界を相手に泣いて
 死んでも同じとひとりでたえて
 言ってもどうせと見ないふりして
 諦めたふりを続けてる
 笑いだせ笑え わっはっは
 そうして誰かが 持ってった
 オレンジの夢の玉砕 見守る
 いつまでもガキなわっぱっだ

詩を書くひと。押韻の研究とかをしてる。(@sagishi0) https://yasumi-sha.booth.pm/