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詩歌:妻

 ひそかに去ろうとする声は
 安息する暇もなく
 その爪を永遠に新鮮にする
 爪は
 その、爪は
 口蓋をたたいて彼を呼び
 窓掛の後ろから
 首飾をかける

 時おり、頸を吹くものがある
 水面の上に頣を出す男は
 やはり
 妻を愛することができなかった

詩を書くひと。押韻の研究とかをしてる。(@sagishi0) https://yasumi-sha.booth.pm/