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詩歌:雪と光
風に煽られ木の葉揺れ
身の振るさきなきこの行方
新雪の積る道の白
流れる時の言葉・夢
膨れる新芽の芯の先
開いて閉じては胸をつく
ひそか陽炎 詩の灯り
ゆっくりこころをほだしつつ
子供の声は記憶のあと
手のひら残る冷たさも
暑さもいつか消えるもの
ようようメロディに乗せながら
静かな水辺に遊んでる
憧れのひとの背の広さ
白鳥(はくちょう)の羽か温める
心理のうちに秘める想い
・交叉脚韻 AAXA BXBX CXCX DXDX
A「木の葉揺れ/この行方/言葉・夢」コ・X・X・X・エ
B「芯の先/詩の灯り」シ・X・X・X・イ
C「記憶あと/消えるもの」キ・X・X・X・オ
D「遊んでる/温める」ア・X・X・X・ウ
・抱擁頭韻 ABBA CDDC EXXE FGGF
A「風/流」ア
B「身/新」イ
C「膨/ゆ」ウ
D「開/ひ」イ
E「子/よ」オ
F「静/心」イ
G「憧/白」ア
※Xは自由音を意味する
詩を書くひと。押韻の研究とかをしてる。(@sagishi0) https://yasumi-sha.booth.pm/