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気になるマーケの手法:試してみる➁ <KJ法>

「安い」「手軽」でスタバとは異なるポジションでビジネスマンを中心に地位を獲得していた”ドトール”、コンビニコーヒーなどの登場で、そのポジションを脅かされている。さて、”ドトール”の今後の戦略は? 学生に課題を出してみた。(ケースは「ケースに学ぶマーケティング 青木幸弘編 有斐閣ブックス:ポジショニング ドトールとスターバックス」を使用)

300件もの課題が週末届きました。すべてに目を通して、キーワード化(カード化)して、KJ法で戦略の発想発見にトライしてみました。カード化して整理分類する作業は、Lucidchartというアプリを初めて使ってみました。結果が。。。。

ドトールポジション

初めて使ったアプリでしたが、初見でも使いやすく、サクサク作業できました。学生が考える”ドトール”のリポジショニング戦略、いくつかの方向で整理できたかなと思います。

コロナ禍の今だからこそのアイデアとして、ドライブスルー化、デリバリー化、テイクアウト専用など出てきました。リポジショニングをMAPで描いてみました。

ドトールリポジショニング

左側は、テキストに掲載されている現在のポジショニングMAP上にプロットできるアイデアです。現状ポジションでコンビニと連携するなどのアイデアや、こだわりのコーヒーを高品質、高級化してポジションシフトするアイデア、メニューの種類や新製品開発を増やしスタバ方向へずらすアイデア等がここにプロットできます。

右側は、MAPそのもの(つまり、市場)を変えていく提案で、仕事場、学習場としてドトールをポジションするというもの、MAPにするに当たり、縦軸をON-OFFと名付けてみました。人々のOFFをサポートする他のコーヒーSHOPに対し、ドトールは人々のONをサポートするというポジションです。一人対応の座席を中心に店を作る、ビジネス機器を整備するなどの具現化アイデアも出ていました。With&Postコロナを考えると、私も面白い方向性だなと感じます。家で毎日リモートワークもきついしね。

KJ法を一人で使ってみましたが、頭の中のぼんやりとした仮説を見える化できたように思います。Lucidchartアプリ、登録決定!!

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