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小説を書くと決めたときに、僕が気を付けていること2つ。

ども!Yasumaです。

みなさん、小説を書こうと思ったきっかけってどんなものがありますかね?

良い小説に出会ったときに自分もこんな素敵な物語を書いてみたいと思ったり、散歩していてふと思いついたからいつか書こうと思ったり、誰かの話の派生で思いついた物語を書こうと思ったり、きっかけは人それぞれだと思います。

僕自身は小説家としてご飯を食べている人間ではないですが、物語を書き始めるのにそれで食べていくことができなければ書いてはダメというルールはありません。

書きたい!そう思う気持ちを他人が止める権利なんてない。書きたいと思ってアイデアを練っている時から、幸せで少し大変な時間が始まります。

今回は僕が小説を、物語を書こう!書きたい!と思ったときに気を付けていることを書き留めておきます。

いま自分の中で気を付けていることなど、そういったものが特にないといった方も、しばしお付き合いを。

何か共感してもらえれば、参考になれば幸いです。

*アイデアがあってもすぐには書かない。

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あー、何か書きたい。考えたい、となっている時ってパカパカ色んなものが思いつきますよね。

もう、どれから手を付けていいのか分からないくらいに。

ところで、最近僕は「才能と少女、少年」の物語を書こうと考えています。

大学生なんだから、勉強しなさいよ。と思う方もいるかもしれませんが、こういった何か新しい物語を書こうと考えている時って幸せなんですよね。

しかも路線が決まったらその事柄についてある程度調べていくので自然と知識もつく。結果オーライッ

机にかじりつくだけが勉強じゃないのですよ。

と、そんな風に物語を書こうと考えている時には色々なアイデアが出ては消えてを繰り返します。

このアイデアを決して書き留めないこと。を僕は気を付けています。

これだ!と思うものが思いつくまで、垂れ流し状態。

流しそうめんで例えるならば、”色付きの麺”が流れてくるまでは他は無視。

「こんな感じの物語を書こう」と決めたときでさえ、書き留めることは極力しません。

「才能と少女、少年」の物語の内容もこのお題からは想像もできないようなものに膨れ上がっています。

出ては消え、色付きの麺だけを確保しています。

お題から簡単に想像できそうな内容を書き留めてしまうと自由がなくなるんですよね。端的に言えば縛られる。もう、簡単な想像の範囲内でしか、お題を派生させることができなくなります。

なので、アイデアは書き留めない。自由さを残しておく。

才能、少女、少年。 この3つの単語から、皆さんだったらどんなものを想像し物語として成り立たせますか?何を訴えますか?どこに視点をあてますか?

簡単に想像できそうなものとして、

めちゃくちゃ格闘技の才能がある少女がいて、その少女に少年は勝負を挑むけど勝てなくて悔しい思いをする。一夏が終わるころ、少女の体格を少年は徐々に上回っていく。
ホルモンの違いで、体躯の違いだけで少しづつ少女に勝てるようになっていく少年は、ずるをしているような気持になる。それでも溢れる愉悦感にどう向き合うべきか悩むようになる。
少女は、自分の才能に自惚れていたことに気づく。喪失感と共に、なぜ格闘技を始めたのか?その気持ちに向きあっていく。思春期のどこにでも溢れている青春は、少女のある一言によって未来へ動き出す。

みたいな物語だったりは簡単に想像できそうですし、すでにどこかにありますよね。この手の話は。

重要なのはこの手の話があったとして、どこに視点をあてるかや何か突飛なアイデアを織り込むことでまったく違った物語になりそうですよね。

例えば、少女の才能が実は少年から盗んだものだったら?

なんか面白そうですよね。

少年がうらやんでいた少女の才能が、実は自分のもので、少女には才能を盗む才能があった。その事実を体躯で負けたときに打ち明ける少女。少年は許し、ある話を持ち掛ける..

なんか良いかも!

あ、じゃあその才能を盗む才能って人に与えることってできないかな?

少女の才能を盗む才能は、自身で使うことはもちろん他者に才能を与えることもできる。少女は盗んだ才能を2つまでしか保持できず、1つまでなら自分で使うことができるが、同時に使うことはできない。が、他者には無制限に与えることができ、尚かつ他者は無制限に使うことができる。

おー、なんかどっかに転がってそうだから、もう少し制限するか現実ともう少しリンクさせて有り得なささ具合を削っていこう。

みたいな感じでドンドンどんどん話を広げたり逆に添削したり、設定の方向を見直したりできます。

もちろん、「あ、このアイデアは忘れたくない!」といったものは書き留めるわけですが、この派生させていくのがなかなか書いてしまうと難しい。

メモ帳は書き留める範囲が決まってますよね。

なので、溢れるアイデアをその範囲で抑えようとしてしまう。

逆に脳内は無制限に湧いては消えてを繰り返す。

だから、溢れるアイデアがゴミくずみたいなものばかりでもその中に必ず色付きの麺がある!

と考えているので僕は小説を書く!と決めたときにはなるべくアイデアを垂れ流し状態にしようと気を付けています。

*書ききることが大前提。

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チキンラーメンを創った"安藤 百福"さんが言ってました。

事業化できないアイデアは単なる思いつきにすぎない。
転んでもただでは起きるな!【中公文庫】より引用

小説も、書かなくてはただの思いつきです。事業と違い良い本が必ず売れるとは限りません。どっかの有名人が、売れるからという理由だけで出版された小説よりも、良い本、面白い本は売れてなくてもたくさんあります。

売るのは別の能力です。でも、売れなければお金が入らず作品を書くことそれのみに注力するわけにもいかない。売る方法を考えることも大事です。

それよりも先に、まず書ききらなくては!話にならないのは言うまでもないですよね。

だから僕は、書ききることを意識しています。

まぁ、書ききれなかった物語と山のように流れていったアイデアの上に数本の作品があることもまた事実です。

でも物語を生み出した責任として、物語が書ききられることなく終わりを迎えるのだけはなるべく避けようと意識しています。

*長くなりました。

さーせん。

少し長くなりましたが、僕が小説を書こう!と思ったときに意識していることは以上の2つでした。

こまごまとしたものはその他にもありますが、今回はこの辺で。

ではでは、また!

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