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なぜカードクロスを作っているの?

今日も鋭意制作しておりました。
明日、8月8日にウェブショップをオープンしたくって、今めっちゃ詰め込んで色々してますわ。気がついたら、息止めて作業してて「ハッ!」として。
私以外、だれも私を焦らせていないと思い直し、深呼吸。そんな感じで進めてます。

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「anata to watashi」のカードクロス。

コンセプトとデザインは我ながらいいやん!って思ってるんです。
カードクロスって、まぁほどんどの方が触ることなく一生を終えるものだと思うのですけど。
私はタロットに興味があり、以前何度か習ったことがあります。どれも中途半端なまま終わっていて、体系的に習得はしていないのですけど。どうして中途半端なままになっているかというと、カードを読むより、ノートに書く方が気づきが多いから、、、なのかな。(もちろんカードも、自分と向き合うためのツールだと思います。やり方の好みの話) ですが、出てきたカードにストーリーを作って読んでいくという手法はとても好きです。脚本家になったみたいで。(余談でした)


今回は、なぜカードクロスを作ろうと思ったか、というきっかけの話を書こうと思います。

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昨年、福岡から名古屋に転勤になる際、大好きなお友達にタロットクロスをプレゼントしたことから始まりました。
そのお友達はタロットを体系的に学び、自分でも学びを深めていて。そして彼女の読み方は淡々としていて、こちらの考えの入る余地をいつも与えてくれる。お友達としても、タロットをよむ人としても大好きな人です。とってもお世話になったお礼を込めて、オリジナルのタロットクロスを作ってプレゼントしたくってね。
しかしまぁ、その時のクロスたるや、ひどい出来で。。。(ごめん友達!)
その時はベロアで作ったんですけど、ベロアが縫いにくいことを知らず縫い始めたから、ずれるずれる。実は、接着芯というものを知らなかった。あんまり難しいから、ネットで調べて、そこで初めて知りました。接着芯の存在に至るまで、3回は解いて縫い直した記憶があります。
でも、気持ちだけはめっちゃ込めた証拠に、そのお友達の好きな鳥のモチーフを付けたり、裏を滑り止め布にしたりして。作るのはとっても楽しかったんですよ。

(記念すべき、最初のカードクロス)
最初の経験があまりにも散々たるものだったんで、なんとか攻略したい欲求が出てきて、その後、ミシンに付ける“滑る布でも縫いやすくなる部品”も揃えたりしました。

で、このクロスを見た別のタロットセラピストの方に、「やっちゃん、オリジナルのクロスを作ってみない?」ってお誘いをもらったんですよ。
その時は実はイマイチ、ピンときていなかったんです。縫製技術に自信があったわけでもないし、私が作るとして、どんなものが喜ばれるのだろうかと。

とはいえ一度サンプルを作ってみようと思い立ちまして布屋さんへ行ったとき。
ひらめきを与えてくれる布との衝撃の出会いがありました。ふと目に入ってきたその布を見て、「これだー!!!」と思いました。
それは、イタリア製のジャガード織で、とーっても上品なデザインの生地で。肌ざわりもピカイチで、心を捕まれました。
「これでクロス作ったら、めっちゃいいやん!」って確信しました。 


なんで、それがそんなに“たいそうな話”なん?って、きっとご存知ない方は思うかもしれないのですがね。
いやね。タロットクロスって、ほとんどがベロアの生地でできていて、色が数種類。たまにベロアの上に魔法陣が描かれていたりするクロスがあったりして。
なんか、「いかにも」感のあるクロスしか見たことがなかったんですよ。
講座とか行ったら、みんな同じようなクロスを敷いて学んでいる。占い系の人が出してるマルシェとか行ったら、ズラーっと同じようなクロスを使っているセラピストさんが並んでる。下手したらクロス敷いてない場合もあって。
私も実際タロット習った時、「クロスは何でもいいんです。カードが滑らなくて汚れない場所であれば。なんだったら、綿毛布でもいいんです!」って習いまして。(綿毛布って。。。)

・・・でもさ、タロットセラピストさんにとってタロットクロスって、いわば仕事の相棒やん?それならやっぱり、“なんでもいい”わけがなくって。
どこにでもあるベロアの生地で作られたクロスじゃなくって、その人が本来持っている良さを引き出し、個性を発揮し、自己表現を助け、そしてその人の自己価値を思い出させるようなクロスであるべきじゃないのか。
そして、市販で買えるような(ベロアの生地の)クロスを私が作る必要ないやん。

生地屋さんで出会ったその生地は、私の中に漠然とあったその疑問を、一瞬で解決してくれる生地だったわけです。
(その生地をレジに持って行ったら、店長さんが「わーこれイタリアやなぁ、掘り出し物、よく見つけましたねぇ」って言いながら、丁寧に切ってくれはったんです。もう、大好きな生地屋さん)

(その生地がこれ。Richでしょう〜。触ったらまたいいんですよ)

完成したクロスを、声かけてくださったタロットセラピストさんに送ったら、思っていた以上に喜んでくださって。これは、私のできることで、そして人に喜んでもらえることなんだなぁって思いました。
それで、いずれやりたいことのリストに、「カードクロスを作る」をリストアップしていたんです。

今、本格的にカードクロスを制作し始めまして。布を選ぶ時、布の合わせ方を考える時、リボンを選ぶ時、どの時も。
「このクロスは、その人が本来持っている良さを引き出し、個性を発揮し、自己表現を助け、そしてその人の自己価値を思い出させるようなクロスであるか?」という視点を持っていよう。(そんなことはおごがましいことなのかもしれないけれど)
でも、「セラピストの方に寄り添えるクロスでありますように」という祈りを込めて作ることを忘れないようにしようと思います。

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