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ジャガイモを語る

こんにちは、
今日はペルーのジャガイモについてまとめてみようと思います。

日本人の私たちからするとジャガイモって「男爵いも」「馬鈴薯」「メークイン」くらいだと思うのですが。

ペルーはジャガイモの種類が多い多い!
現在世界には6,408種のジャガイモがあるそうなのですが、ペルーにはその半数以上の約3,800種 のジャガイモがあるそうです。(INIA(国立農業研究所))

そう、何を隠そうペルーはジャガイモの原産国なのです🇵🇪!

色とりどりのジャガイモ達

そんなペルーで生活していると、こんなことがあります。何気なく作った料理を友達に見せると、
「この料理にはこの芋じゃないよ」とか、
「この芋(種類が違う)は他のより美味しいだろ!」と言われたり、、、

いや、よくわからん!
というか正直ちょっと面倒くさい!

と思っていたのですが、、、
そんなにみんな好きなら勉強がてらにジャガイモをまとめてみよう!と思った次第です。

ということで、ここからジャガイモ説明です↓

⚪️パパ•ブランカ(Papa Blanca)
 白いジャガイモ。外側が薄茶色で、しっかりとした淡い白っぽい果肉が特徴です。 
一般的な料理や揚げ物に最適なオールマイティ芋!

⚪️パパ•アマリージャ(Papa Amarilla)
 黄色またはバター色をしています。だいたい海抜2,800〜3,800mの標高で育ちます。この黄色いジャガイモはペルーの伝統的なジャガイモ料理にはなくてはならない品種です!
ただとても崩れやすい果肉なので、皮を剥いてから茹でたり、穴を開けて出来具合を確認したり等はしないように。

カウサ(causa)
ペルーの伝統的ポテサラ

⚪️パパ•トマサ(Papa Tomasa)
 皮膚は薄く、紫色から黒色の斑点がある。非常に丈夫で、果肉は白。白じゃがいもの一種ですが調理時間が長く、食感がしっかりしているので揚げ物に抜群で人気です!

⚪️パパ•ウアイロ(Papa Huayro)
 このじゃがいもは、紫がかったクリーム色で風味が強く、吸収性があるのでシチューやタレのある料理に◎

ジューシーな豚肉の付け合わせで良く見かけます

⚪️パパ•カンチャン(Papa Canchán)
 皮の色から「ピンク」ポテトとして広く知られ、パパ•トマサに似たしっかりとした食感。ペルーの伝統的な料理(パチャマンカなど)に使われます。 山岳地帯で栽培されることが多いジャガイモ類ですが、このパパ•カンチャンは海岸でも栽培されています。

ペルーのシチューはこんな感じ

⚪️パパ•モラーダ(Papa Morada)
 この紫色のジャガイモは、抗酸化特性、およびビタミンC、葉酸、ミネラル、カリウム、鉄、亜鉛などの栄養素を多く含むことから「スーパーフード」と見なされています。ピューレ、シチューなどのペースト状で食べると◎

⚪️パパ•ウアマンタンガ(Papa Huamantanga)
 その風味と食感が黄色いジャガイモに似ていて、外観は白いジャガイモに似ています。 他のジャガイモよりもサイズが小さめなので、揚げ物として提供したり、シチューに使用したりするのに最適。

⚪️パパ•ネグラ(Papa Negra)
黒いジャガイモ。表面は暗褐色から黒色で、内部は黄色がかっています。 小麦粉のような食感で、ほんのり甘い味わい。 煮込み、揚げ物、マッシュポテトに使用できます。 焦げ目が良くなるので、パパ・レジェーナ(ペルーのぬいぐるみ)にとって理想的なジャガイモです。

パパ•レジェナ(Papa rellena)
ペルー料理:ジャガイモの肉詰め

⚪️パパ•サングレ•デ•トロ(Papa Sangre de Toro)
 直訳:雄牛の血芋。
名前の通り外側も内側も真っ赤なジャガイモ。ビーツの様に発色し、アントシアニンや抗酸化物質を含みます。風味は強めなので、ピューレ等のペーストで食すのが◎

ピューレに使われています

⚪️パパ•カクテル(Papa Cóctel)
 最近人気のこのジャガイモはとても小さく、甘味があり、皮付きで調理する事が多いです。ニンニクソース等のスパイシー目なソースと合わせると◎

日本だと「インカの目覚め」って名前で売ってた気がします

⚪️パパ•ウェンクコス(Papa Wenccos)
細長い形から「雄牛の角(カチョデトロ)」とも呼ばれます。 その食感は粉っぽく、皮付きの薄切りでフライがお勧めし。抗酸化物質とビタミンCに富んでいます。

⚪️パパ•ペルアニータ(Papa Peruanita)
 表面は紫と茶色が交互になっています。風味がとても強いので、塩やバターを少し加えて茹でて食べるのに最適です。または、アルミニウムで包んでオーブン調理も◎。皮付きで食べることが多いです。シチューやペーストに使っても美味しいです。

⚪️パパ•ペリチョリ(Papa Perricholi)
 白じゃがいもに似た甘くて水っぽい食感で、揚げるのに最適なじゃがいもです。 皮をむいても黒ずむことがないため、国内のほとんどの鶏肉レストランで使用されている工業用じゃがいもです。 塩漬けのロース肉、豚肉、肋骨、前述のグリルチキンと一緒に食べるのも理想的です。

ペルーの人は鶏肉レストラン大好きです。
日本で言う回転寿司かな。


⚪️パパ•ユンガイ(Papa Yungay)
黄色いジャガイモに似た風味を持ちます。特徴はその保存性、長期間風味を損なう事なく保管できるので、まとめ買いしたい人の味方!


最後にこれは芋の種類というか、加工法かなとも思うのですが↓

⚪️チューニョ(Chuño)
 芋を洗って凍らせて溶かしてと加工して作られる芋の事。日本の高野豆腐の様な作り方!
味は独特で好き嫌いが分かれそうです、芋の色によっても味が結構違うので試してみてください♪

↑この黒いやつです。
最初は不思議だったんですが、
いつの間にか好きになってました!

調べるとまだまだ出てきそうだったのですが、この辺で満足したのでやめておきます。

次はジャガイモを買うとき何を作るか意識しながら買ってみようと思います。

それでは皆さんチャオ🙌

新卒入社の会社を4年勤めた後、 バックパッカー時代に見た南米の景色が忘れられずペルーへ。 今はスペイン語に異文化に四苦八苦しながら日々楽しんでいます。 日々の発見・驚き・思いは私の宝物、忘れたくないのでここに綴っていきます。