平等院にはもう一つの見どころも
平等院の風景を楽しみながら、もう一つの見どころへ
およそ1000年もの時を刻む鳳凰堂の側に、その建物は
2001年に建てられた。鳳凰堂からその姿を消すように
地形と一体となったアプローチ。多くの国宝を収めた
美術館は時を経た宝物と共に、新たな時を刻んでいる。
ここは1000年の時を内包するミュージアム
美しい展示には、美しい光の効果が欠かせない
国宝は日本を巡回することも
改めてその美しさを動画にて
栗生明氏に手掛けられたミュージアムに
いつかの建物のアプローチの展開を思い出す
平等院ミュージアム鳳翔館。順路としては池に沿って
鳳凰堂を眺めつつ、自然と地下部分のエントランスの
アプローチへと導かれる。1000年もの時を感じつつ、
新たな時を刻む建物へ。そしてミュージアムでは時を
超え間近に迫ってくる国宝の数々。建物の内部の光は
抑制され時を止めるかのような空間が広がる。階上へ
進むにつれ取り込まれていく光。ガラスで構成される
建物は周囲の緑を映し、風景と一体となるように建つ。
格子やルーバーなど、線的な要素で構成された建物。
地上に表れるボリュームは抑えられ、水平への広がり
を持つデザインが強調される。平等院の美しい風景に
沿いつつしっかりとした存在感を放つ建物。平等院に
建つもう一つの見どころのミュージアムも楽しんだ。
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