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平等院にはもう一つの見どころも

平等院の風景を楽しみながら、もう一つの見どころへ

およそ1000年もの時を刻む鳳凰堂の側に、その建物は
2001年に建てられた。鳳凰堂からその姿を消すように
地形と一体となったアプローチ。多くの国宝を収めた
美術館は時を経た宝物と共に、新たな時を刻んでいる。


平等院にはミュージアムも併設され、池に面した入り口は
地形と一体となるように
アプローチの先の曲がり角は次への期待感を抱かせる
苔をまとう石張りの壁には
平等院ミュージアム 鳳翔館のサイン
角を曲がればエントランス。写真はこちらまで

ここは1000年の時を内包するミュージアム

美しい展示には、美しい光の効果が欠かせない

国宝は日本を巡回することも

美術館の内部を動画などで振り返り
外部はまた写真にて。コンクリートや鋼板に風景が映え
建物は線的な要素が多用されて軽やかで
外の緑の風景も取り込むデザインに
大きなガラス面は緑を映し、風景と一体となるようで
地形に沿って建てられたミュージアム
内部空間もさることながら、外部もまた楽しんで
緑に包まれた建物の外周をめぐりつつ
朱色に彩られた南門をくぐり
ボリュームが抑えられた地上階。展示室は地下部分に
高さが抑えられた地上階は水平ラインが強調され
連続する素材は横への広がりを持ち
緑を取り込むデザインが展開された
建物のデザインと緑の風景を楽しんで
カフェスペースもあるけれど
足元の唐獅子の鬼瓦に目を留めつつ
平等院を後にして先に進むことに

改めてその美しさを動画にて

栗生明氏に手掛けられたミュージアムに

いつかの建物のアプローチの展開を思い出す


平等院ミュージアム鳳翔館。順路としては池に沿って
鳳凰堂を眺めつつ、自然と地下部分のエントランスの
アプローチへと導かれる。1000年もの時を感じつつ、
新たな時を刻む建物へ。そしてミュージアムでは時を
超え間近に迫ってくる国宝の数々。建物の内部の光は
抑制され時を止めるかのような空間が広がる。階上へ
進むにつれ取り込まれていく光。ガラスで構成される
建物は周囲の緑を映し、風景と一体となるように建つ。

格子やルーバーなど、線的な要素で構成された建物。
地上に表れるボリュームは抑えられ、水平への広がり
を持つデザインが強調される。平等院の美しい風景に
沿いつつしっかりとした存在感を放つ建物。平等院に
建つもう一つの見どころのミュージアムも楽しんだ。


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