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建物をたどった奈良の旅も終わりへと

建物をたどれば休日のことはよくあること

JR奈良駅から始めた旅も、奈良の街をぐるりと回り、
旅も終わりへと。街をめぐるという事は、様々な建物
を目にするということ。建物は時を紡ぎ、新しい時代を
見据えたり、昔の物語を伝えたり。そこに設計者の思い
がこめられ、写真家の思いにも応えるように。それらは
出来事の器として、様々な表情で街に散らばっている。


建物をたどる奈良の旅。道沿いの建物にひかれつつ
建物だけでなくオブジェにも


今度はOPENのお店。味わいのあるサインにひかれ


またアーチの開口に吸い込まれるように
古びた照明。ここはfangleというアンティークと雑貨のお店
その時は、ただそのアプローチの空間に満足して
2階の入口は見上げるだけに。今度はしっかりと内部へも

振り返るほどに魅力的なお店だ

その先を少し進んだ所に、土塀の向こうの竹と建物
連なる勾配屋根とストライプ状の木の板が並ぶデザインに

ゆふいんに建つ美術館を思い出す

この建物は、ふふ奈良。2020年に隈研吾氏が手掛けたホテル
緊張感のあるアプローチ空間はほどほどにして

ここを訪れるにはしっかりと準備が必要そうだ

開いたり閉じたりと街の中のさまざま建物

を後にして、土塀と大和塀に囲まれた路地の先の
芝に覆われた斜面は、鹿も住みやすそうで
天神社に祀られるのは菅原道真公
鳥居の先には奈良の風景が広がって
石段を降りて進む。歩きの旅では階段の風景も楽しんで
風景を見渡せば、中央には春鹿の文字の建物

お酒を楽しみながらの旅も歩きの旅ならでは

少し先の坂の上に建つのは奈良ホテル
敷地の南には名勝 旧大乗院庭園が広がって
奈良ホテルにはまた次にして、裏路地の先には
理容店のイラスト。ここは今朝も通った路地で
ならの実は雑貨を扱うお店。道の途中の様々なお店には
またいつかゆっくりと。樫舎の前をまた横切って
奈良の旅も終わりへと
通り沿いには小鹿田焼も扱う、器と郷土玩具のお店の瑜伽
お店の中も気になるけれど、またいつかの楽しみに
建物はシンプルなデザインで
通りに面した鋼板の壁も見上げつつ
魅力的なお店と建物を後にして
通りを太陽の方へとどんどん進み
なら工藝館にもひかれつつ
通りに設置された彫刻作品も楽しんで
カラクの名は鹿楽から。奈良といえば鹿のモチーフが
街に散りばめられている。旅の最後は窓越しに

パテシェの作るかき氷も魅力的

などと街のデザインやイラストもたどりつつ
また旅の途中に訪れた建物を見上げ

建物をたどった楽しい旅を思い出しながら

JR奈良駅から始めた旅を、JR奈良駅で締めくくる


建物と対話をしながら街を歩く。その建物にまつわる
物語を知り、建物が発する声を聞き、街を縫うように。
建物が連なる路地の風景、高台から広がる街の景色、
歩くほどに様々な風景を楽しんだ奈良の旅も終わる。

そして旅の終わりは旅の始まりへと。今回の旅で、
新たに行きたい場所もできた。また何かにつながる
ような旅がしたい。1300年前から続く時の流れの
中への旅をしよう。そして奈良への旅をもう一度。

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