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建物をめぐれば酒蔵にもたどりついて

奈良町宿 紀寺の家を後にして。奈良町の旅を続ければ

奈良には鹿の名のつく場所がある。道中の鹿野材木店
を過ぎ、たどりついたのは春鹿の幟が立つ酒造の建物。
日本酒の春鹿の醸造元である今西清兵衛商店は、明治
17年(1884年)に酒造業を開始されている。同社の地酒
ブランド「春鹿(はるしか)」は春日の神々が鹿に乗って
奈良の地へやってきたという伝説から「春日神鹿」と
名付けられ、のちに「春鹿」という名に改名された。


丸に鹿の看板の鹿野材木店を過ぎ
しばらく進むと春鹿の幟が立つ今西清兵衛商店
その奥の今西家書院は重要文化財にも

室町からの変遷を今に伝える建物としてBS朝日でも

今回、今西清兵衛商店に立ち寄ったのは
やはりこちらの酒処をめざして。樽酒には神鹿の姿
春鹿の醸造元では、鹿のオブジェに出迎えられて
確か入口にはきき酒の看板も

利き酒は、歩きならでは旅の楽しみ方

500円で5種類のきき酒ができるのはありがたい
グラスの酒器の底には鹿の姿。まずは季節限定の新酒から
次は春鹿の代表銘柄でもある超辛口
今度は少し甘い目のお酒。九州で味わった日本酒を思い出す
利き酒を楽しみながら周囲も見回すと、奈良漬の販売も
壁にかけられた春鹿醸造元の額や
小屋組みをみせる迫力のある空間も楽しんで
次は奈良の県花の八重桜を酵母に使ったお酒
最後は純米吟醸のにごり酒。こちらも季節限定酒
最後に奈良漬の試食までさせて頂き
最後にサービスで春鹿のときめき。スパーリング酒とある
ようにシャンパンのようで、きめ細かい泡の口当たりのお酒
旅の途中の至福の時。春鹿の日本酒を満喫し
南都諸白 春鹿。奈良流の日本酒の醸造元を後にして
JR奈良駅から始まった歩きの旅は、奈良町を縫うように

あらためて代表銘柄の純米酒 超辛口を蔵元より

春鹿の中でも人気があるという立春朝搾り

九州での長い旅を終え、再び関西で日本酒への旅も

いつもは自転車の旅だが、今回は歩きの旅。であれば、
旅に支障がない程度で、旅の途中のお酒も楽しんで。
九州では最後の日に九州の地酒を楽しんだ。これから
は関西をめぐる旅。ときおり歩きの旅を織り交ぜつつ、
関西にある日本の三大酒処の兵庫の灘、京都の伏見へ
も訪れよう。九州で知った日本酒を関西でも味わおう。

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