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建物には奈良の歴史が詰め込まれて

猿沢池のほとりに建つホテルを後にして

その先にある木の仕上げをまとう建物へと。外壁には
吉野杉が用いられ、その下には藁を含む印象的な土壁。
内部の茶室には、吉野の手漉き和紙や、300年も続く
手縫いの畳。奈良の歴史が詰め込まれた建物を訪れた。

猿沢池のほとりをめぐり、次なる建物へ
だんだんと建物の姿はあらわとなり
ランダムに配置された動きのあるデザインの
吉野の杉板で構成された外観を持つ建物の
セトレならまちは、2018年に建てられたホテル
外壁には土壁も。建物には奈良の歴史が詰め込まれて

独特の質感や手触りを持つ土壁

建物の入口はさりげなく
外観のデザインと一部にも
せっかくなので外部とつながるエントランスロビーにも
ロビーにある特徴的なデザインの家具は

吉野の杉で作られて。有機的な三次元の曲線が美しい

ロビーの奥には中庭が続き
エントランスロビーの風景を楽しみつつ
斬新なピクトのトイレにも立ち寄って
ここには吉野の木材に包まれた空間があり

受け継がれていく吉野の杉や桧

外部には質感のある錆鉄板にデザインも
様々な素材が散りばめられた外観の
変化をつけられたデザインも楽しみつつ
建物のまわりをめぐる。内部には木の格子や和紙も使われて

宇陀紙という吉野の手漉き和紙

木の格子はマイスタールームという名の茶室

その茶室には手縫いの畳も

さまざまな素材に会えるセトレならまち

いつものように建物の外観をぐるりとめぐり
建物のデザインや構成、仕上げを楽しんで
引いては全体像を眺めてみる
またエントランスの前を通り
奈良の歴史が詰め込まれた建物を後にする

建物を設計した芦澤竜一氏で、セトレならまちには

奈良の歴史が散りばめられている

奥には興福寺の五重塔。ここ1300年の時を刻んできた場所に

セトレならまちは建てられて

奈良を紐解き、奈良を創るという

猿沢池のほとり建つホテルを訪れた


その建物には奈良の歴史が詰め込まれて、知識の扉が
開く場所。でも建物ですごした時間は、ほんのひと時。
その素材につつまれ、ゆっくりとした時間に浸りたい。
それは関西の旅を一巡してからに。今は旅を続け、その
また先の景色へ。さあ奈良の歩きの旅を続けていこう。



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