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有田で出会った陶器の置物

楽しい有田の旅は続く。そろそろ上有田の昔ながらの
町並みも終わりにさしかかる頃、気になる外観の建物。
時間を気にしつつ、覗いてみようかと少し迷う。その時
ショーケースの中に見覚えのある置物。遠くからでも、
その独特の佇まいは間違いない。私のよく知る置物だ。



あの置物の雰囲気を私はよく知っている
なんと二匹も。どちらも個性的

やはりそうだ。かわいらしさとは無縁の表情。でも
それを手元において毎日眺めていると、だんだんと
かわいらしく思えてくる。陶芸家の岡山富男さんの
作品である。初めて目にする実物の四足陶猫。まさか、
有田の地で出会えるなんて。さっそく、お店の人に、
愛知県の瀬戸市から有田へやってきた、この愛すべき
陶器の猫について聞いてみようと、いざお店の中へ。


そのお店の名はAGITO
お店の中にも3匹。この猫たちをとてもよく知っている
単身赴任先の博多に持ってきた岡山さん作の猫たち

お店の方にお話を聞くと、岡山富男さんとは直接的な
つながりはないが、知り合いの方に仕入れてもらって
いるとのこと。人気があるそうで、入ればすぐに売れて
しまうとおっしゃっておられた。よくわかる。その時も
すごく悩んだが、家に帰れば4匹も待っているので、
他の方に渡ればと、そっと眺めるだけにしておいた。

それにしても、猫のセレクトも含めて、とても素敵な
お店のAGITO。昨年の12月にオープンされたという。
2階のギャラリーにも案内頂いた。元は歯医者の建物
を改装されたとのこと。素敵な空間が広がっている。
写真撮影も、ブログへのアップも是非どうぞとのこと。
空間を満喫しつつ、ありがたく写真もとらせて頂いた。


その強いまなざしに引き込まれる
うつわは、有田の地でやちむんがメイン
手にとったら欲しくなってしまいそう
猫たちの色合いもぴったりだ
有田にはウクライナ支援のプロジェクトもある
うつわにはドライフラワーが飾られ
鮮やかな椿は、和の空間を華やかに
ところどころに添えられた赤色に目がとまる
昔の雰囲気が活かされた内装。とても居心地がよい
仕上げはシンプルで、洗練された空気感がある
床のコンクリートのたたきも、とても味がある
入口の引き戸もよい感じ

AGITO。とても素敵なお店だ。その素材感や佇まい。
お店にはおだやかな空気が流れていた。有田を訪れる
ときは、またこよう。次はまた別の猫にも会えるかな。


今までの猫とのであいの記事をふりかえってみた。
また、旅で、日常で猫とのであいを楽しんでいこう。

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