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壱岐は神々の宿る島

壱岐島は『古事記』の国生み神話によると、伊邪那岐
(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)の二神によって
作られた八島の内、五番目に生まれたといわれている。
また壱岐は「天比登都柱(アメノヒトツバシラ)」とも
呼ばれ、天地を結ぶ道の役割を担うなど、神々とゆかり
が深い場所として語られる。その壱岐には150社以上
の神社がある。今回は壱岐島に宿る神々を感じ、豊かな
自然を楽しむ旅。いつもの自転車で島を駆けめぐろう。

次は壱岐国一の宮の天手長男(あまのたながお)神社ヘ
一の宮は社格の高い神社だ。階段の先を目指そう
鳥居の柱に時の積み重ねを感じる
幾重にも鳥居が続いていく
石段にも刻まれる時の流れ
狛犬の表情は神社により様々だ
迫力のある狛犬。こちらは吽形(うんぎょう)の方
頂上まではもうひと息だ
鳥居の向こうに拝殿が見える

天手長男神社のご祭神は、
天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)
天手力男命(あまのたぢからおのみこと)
天細女命    (あまのうずめのみこと)
の三神である。

 天手力男命と天細女命に、高千穂の風景を思い出す。

奥行のある拝殿。神楽に使われている太鼓もある
壁面には鬼凧。迫力のある形相だ
お祈りを済ませ次の場所を目指そう
鳥居をくぐり、もと来た参道を引き返す
137段の石段も、旅の序盤なら平気だ
階段を気をつけながら下りる。旅はまだ始まったばかりだ
一の鳥居まで戻ってきた。向こうには田園が広がっている
稲穂は色づき収穫の季節を迎えている
島の豊かな恵みの風景を感じる旅でもある
田園風景を見渡しながら自転車を走らせる
道沿いには神社が点在している
木々の向こうにひっそりと建つ小さな社殿
木々は折り重なり森を覆う
道沿いには白いロールも。牛の飼料になるものだ
畑の回りには鮮やかなケイトウの花
これはきっとポーチュラカ。色とりどりに咲きほこる
花びらにとまる蜜蜂も
黄色に紛れて可憐な白のポーチュラカ
赤と白の花の組み合わせもきれいだ
遠く畑の向こうに広がる海
実りの秋。収穫の風景がある
畦道に咲くのはキツネノカミソリかな
山と一面に広がる畑の緑の風景もある
先に広がる海の風景。目的地はもうすぐだ

アップダウンを繰り返しながら進む。ふと視界の先に
広がる海の光景に心踊る。疲れも忘れ、またペダルを
まわす。雲は流れていく。次の目的地までもうひと息。
緑と空と海の風景に囲まれ、道沿いに咲く花を眺め、
自転車を走らせる。島の豊かさを感じる旅を楽しもう。

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