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反復によってデザインされた建物へ

昨年10月に関西に戻って始めた旅。九州にいた頃の
ようにきままな旅は控えつつ、週末の旅を楽しもう。
九州に単身赴任となる前まで、京都の街にはときおり
訪れていた。次には京都の街をめぐる旅の続きへと。


また京都をめぐる旅を続けよう。いつものように建物を眺め
いくつもの四角形が配置された開口部
不規則に規則的に繰り返される窓や
ランダムにまたは整然と並べられるルーバーを見上げ
そして反復によってデザインされた建物へ

この反復するデザインにはなじみがある

隈研吾氏によりデザインされた古今烏丸

2004年と2021年の2度に渡り手掛けられた

新たに森をイメージし設置された木製のパネル
天平大雲のガラスのファサードの迫力は健在で
反復されたデザインが建物を特徴づける
天平大雲のパターンは建物の各部に配置され
色を変え形を変えて連なっていく
路面店のアクタスには猫のシルエットがちらほらと
テクタの創業者のブロッホイザー氏は猫好きな一面も
店内の棚には身覚えのあるデザインの積み木
由布院への旅で見たデザインだ

つみきは連続して様々な形へと

天井が取り外されて自然光に満ちたアトリウム空間へ
角度を変えてつながっていくサインのパネル
古今烏丸には楽しげなデザインであふれている
有機的な自然、そして連続する地形がモチーフというデザイン
光は柔らかくデザインされ、階段は棚にもベンチにも
2階にはアクタスのグリーンショップのノードリウム
まだ開店前なので空間全体の雰囲気や
反復によってデザインされた部分を楽しんで
アトリウムの奥の円が重ねられたベンチもよい感じ
すぐ側のショーケースには猫の起き上がりこぼし

テクタの猫と羅工房の京雑貨の猫

猫とのであいも楽しんで、開放感にあふれた古今烏丸を後に

今回リニューアルされたのは光が満ちるアトリウム

これからの建築は、閉ざすのでなく開く建築だという

そして素材はより自然へ。そして有機的につながって

京都には、隈研吾氏による竹籠をつなぎ合わせた

反復によってデザインされた空間もある

隈研吾氏が監修したプロジェクトは今後も続いてく

どんな素材や空間が繰り広げられるのか楽しみだ

古今烏丸は隈研吾氏が京都で手掛けた初めての建築。
京都でも、現在もいくつかの計画が進んでいる。全国
各地で展開される隈研吾氏による建築群。どの建物を
みてもわくわくする気持ちとなる。近くに建つものは、
是非、その空間と質感と経年の変化を感じに訪れたい。

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