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建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

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建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。
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#内藤廣

建物は昔ながらの街並みに連続するように

楽しい奈良の街歩き。道中の気になるものをたどる旅 元は酒蔵であったNIPPONIA HOTEL奈良ならまちを 後にして。九州で出会った日本酒の楽しみを関西でも 続けていこう。この旅で知った奈良豊澤酒造の豊祝。 駅の立ち飲みに置かれているようで、いつかまた。次は 商店街を抜けて、昔ながらの街並みに連続する建物へ。 ふうせんかずらは無人&シェア型の書店 中川政七商店と茶論。そのロゴマークには様々な意味 が込められている。創業時の時を伝える「享保元年」、 取り扱う商品の「麻も

旅先では建築を楽しんで

旅先で建築を訪れることは楽しみの一つ。というより、 目的となることもしばしばで。子供たちが小さな頃の、 いや大きくなってからの旅でも、建築を楽しむ時間は 限られて。でも今はもっぱら気ままな自転車の一人旅。 京都の旅で出会った鳩居堂。優しげな建物の形や素材、 場所に刻まれ歴史と物語。その愛されている建物は、 これからも大切にされるだろう。建物を設計したのは 内藤廣氏。過去の旅でも氏が手掛けた建物に訪れた。 ①海の博物館と志摩ミュージアム 三重県 ②牧野富太郎記念館 高知県

地域の人々に愛される鳩居堂

姉小路通りを進み寺町専門店会商店街へやってきた。 ちょうど通りが交わる場所に建つ店の名前は鳩居堂。 江戸時代から続く文房具の老舗で、創業したこの地で 2000年に新たな店舗へと生まれ変わった。設計した のは建築家の内藤廣氏。とらや京都の設計者でもある。 魅力的な商品であふれる鳩居堂 平安時代まで遡る鳩の家紋の物語 こちらのサイトで鳩居堂のことがよく分かる 鳩居堂を創業した熊谷直心(じきしん)は平安時代の 熊谷直実から数えて20代目であるといい、鳩の家紋 は直実が平安時

糸島を巡るサイクリングへ

昨年の秋の日の事を思い出して書いている。 自転車に乗ることにも慣れてきた。博多から 宗像をぐるっとまわるのと同じくらいの感じ でのんびりと、糸島を巡ってみることにした。 博多から西へ向かい九大学研都市駅を越えた あたりで北上する。途中には九州大学があり、 そこを経由し糸島の海岸に向かうことにする。 九州大学伊都新キャンパス九州大学は、施設の 老朽化・狭隘化の解決ため、箱崎地区、原町地区 六本松地区、のキャンパスを伊都に統合移転を 行っている。伊都キャンパスは2005年に開