建物は昔ながらの街並みに連続するように
楽しい奈良の街歩き。道中の気になるものをたどる旅
元は酒蔵であったNIPPONIA HOTEL奈良ならまちを
後にして。九州で出会った日本酒の楽しみを関西でも
続けていこう。この旅で知った奈良豊澤酒造の豊祝。
駅の立ち飲みに置かれているようで、いつかまた。次は
商店街を抜けて、昔ながらの街並みに連続する建物へ。
ふうせんかずらは無人&シェア型の書店
中川政七商店と茶論。そのロゴマークには様々な意味
が込められている。創業時の時を伝える「享保元年」、
取り扱う商品の「麻もの」、所在地の「奈良元林院」、その
下の「謹製」の文字は、ものづくりの会社ということを
表すという。中央には政七の「七」の文字。それを表現
する麻の帯に商うものや、歴史への敬意がこめられて。
そしてその両脇には、奈良らしさとしての鹿のロゴ。
中川政七商店がつくる新たな空間を楽しんで
その300年の歴史に、ものづくりへの思いが重ねられ
時を重ねるほどに、デザインは洗練され、普遍なものへ
時を経るものへのいつくしみが、ものづくりへ
そしてその建物を設計されたのは内藤廣氏
氏の手掛ける建物には幾度となく訪れた
手掛けられる建物に共通しているのは、木やスチール
の素材感が生かされた建物。こだわられた細部により、
凛とした美しさを持つ。建物は求められた形に対して、
研ぎ澄まされる。路地から路地へと建物を通り抜ける
空間体験はとてもおもしろく、建物は街並みに連続し
つつも、街並みをデザインしていく。古きよきものと
新しく作られた場をつなぐ心地よい空間を楽しんだ。
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