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建築に込められた想い。時代をこえて受け止めたい

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建築には、それらを作った人の思いが詰まっている。そんな思いを感じることができればと、建築を見に足を運びます。
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2023年11月の記事一覧

四日市でも福岡とつながって

九州の旅の間に、たまに関西や実家の三重県の四日市 に帰省してきた。9月で終わった福岡での単身赴任の 生活。福岡からの帰省も今回が最後となる。いつもの ように博多駅まで歩いて、お盆の時期の帰省の旅へ。 徐々にあらわになっていく鮮やかな壁画の制作風景 福岡はアジアのアートの玄関口 昨年のお盆休みも。勝っても負けても過程が面白い 四日市へのお盆の帰省。今回は、大阪駅で家族と合流 して四日市へ。そしていつものようにボードゲーム。 今回は私と長男が同点一位。でも結果よりもゲーム

長崎の日帰りの旅を締めくくろう

長崎での一日。日も暮れつつあるので、一旦この旅も 終わりに。いろんな風景に出会い感じるものがあった。 長崎の過去、未来に思いをはせ、長いようであっという 間の旅の時間。さあ長崎の日帰りの旅をしめくくろう。 建物にある多角形。中でも八角形にひかれている 旅先にある図書館も目的地のひとつだ 本日オープンのアミュプラザ長崎。イベントの動画も 長崎を歩きでめぐる旅。また県庁舎まで戻ってきた 自動販売機で買った長崎かんぼこをかじりつつ、歩き 疲れた体にビールが染みる。夕焼けに

あともう少し長崎の風景を楽しもう

長崎歴史文化博物館を後にして、あともう少し長崎の 風景を楽しもう。しばらく歩くと建物の先に横格子の 意匠の大きな建物が見えてくる。その格子は構造体と なって建物を支えながら、庇となって日光を遮断する。 環境と防災の観点から形作られたデザインの建物だ。 様々な技術がつまった長崎新市庁舎 松翁軒はJR西九州のキャンペーン動画にも 西九州には、まだ行きたい所がたくさんある。 2022年に完成し、今年1月4日に開庁の長崎市新庁舎 建物の内部の雰囲気もこの動画でよくわかる 諫

丘の上に広がる殉教の地

歩き旅に路面電車を織り交ぜ、車窓からの風景を眺め 長崎方面へと少し戻る。電車を降りればまた歩きの旅。 自転車の旅とは違う路面電車と歩きのゆっくりとした 旅。長崎は坂の多い街。そして坂の先の丘へと向かう。 73番目の案件に。現在は280件まで選定されている キリシタンでもある船越氏。その思いは計り知れない 北九州の旅で見つけた船越保武の作品 二十六聖人への祈りは、後世へとつながっていく 二十六聖人は京都の地から1カ月をかけて長崎までの 約1000kmを歩き、そしてこの

光に包まれた空間を通って展示室へ

長崎原爆資料館に到着した。エントランスを抜けると 光に包まれた空間が広がる。スロープは展示室へ誘う。 広島と長崎の地には、特別な感情を持たざるをえない。 それが80年程前のことだとしても。その事実を少し しか知りえていないが、知っておかなくてはと思う。 長崎の街を一変させた強烈な爆弾は 小倉から目標をかえて長崎の上空へ スロープを降りながら天井を見上げる。その空間には 光が満ちている。壁にはさまざまな形をした開口部。 一瞬で遮断された日常。本当はあるべきだった未来。 な