光に包まれた空間を通って展示室へ
長崎原爆資料館に到着した。エントランスを抜けると
光に包まれた空間が広がる。スロープは展示室へ誘う。
広島と長崎の地には、特別な感情を持たざるをえない。
それが80年程前のことだとしても。その事実を少し
しか知りえていないが、知っておかなくてはと思う。
長崎の街を一変させた強烈な爆弾は
小倉から目標をかえて長崎の上空へ
スロープを降りながら天井を見上げる。その空間には
光が満ちている。壁にはさまざまな形をした開口部。
一瞬で遮断された日常。本当はあるべきだった未来。
なぜと思わざるをえない。その事実の全貌は理解しき
れないかもしれないが、少しでも受け止めておきたい。
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