全身をくまなく銀色の泡で包みます
「これぞ、ラムネの湯だぜ」と言ったのは、
この地を訪れた文豪の大佛次郎であるとのこと。
いかんせん無知な故、推し燃ゆ、ならぬパリ燃ゆ
も知らず、この歳を迎えている。まだまだ世界は広い。
ここは竹田市にあるラムネ温泉館という施設。
ロゴは南伸坊氏のデザインがかわいらしい。
長湯温泉が誇るラムネ温泉は、赤瀬川原平先生
との縁から、路上観察仲間の藤森照信先生との
出会いを果たす。そして焼杉の壁と、屋根の
銅板とてっぺんに生える松の木を得るのである。
とても素敵で幸福な出会いだ