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全身をくまなく銀色の泡で包みます

「これぞ、ラムネの湯だぜ」と言ったのは、
この地を訪れた文豪の大佛次郎であるとのこと。
パリ燃ゆもまだ読んだことがなく、またいつか。


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ここは竹田市にあるラムネ温泉館という施設。
ロゴの南伸坊氏のデザインがかわいらしい。



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長湯温泉が誇るラムネ温泉は、赤瀬川原平先生
との縁から、路上観察仲間である藤森照信先生
との出会いを果たす。そして焼杉の壁と屋根の
銅板とてっぺんに生える松の木を得るのである。

とても素敵で幸福な出会いだと思う。おかげで
緑豊かな山中で、鳥のさえずりと虫の声を聞き、
大好きな藤森ワールドにどっぷりと浸かりつつ、
ゆったりとラムネの泡に包まれることができる。

子供たちは、泡すごいと言ってはしゃぎ、
なんでぽかぽかするんって不思議がって
背丈ほどの笹の庭で遊び楽しんでたな〜。
ほんと楽しげでやさしく懐かしい思い出。


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建物の雰囲気、山に囲まれたロケーション、
背中で語る犬、出迎える猫、温泉のラムネ感
あらゆるものが、疲れた心をシュワシュワと
ほぐしてくれるとっても素敵な場所である。




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辻畑 隆子 オンリーワン

犬のオブジェといえば、この作品を思い出す。
背筋をすっと伸ばして遠くをみつめる眼差し。
その背中は遠くへ思いを馳せるようでもある。

これは、彫刻家の辻畑氏の作品である。
大分市内でも多数のアートを手掛けている。
大分市県民の森をはじめ、大分市のいたる所
に設置されているので、また、見に行こう。




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