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2019年に聴いて良かった音楽

大遅刻です。そうでもないのか?基本的に電車の中で書いてるのでシンプルにいきたい
例によって女性ボーカル寄りだと思ったら意外とそうでもなかった

・羊文学 - らめき

日本のガールズロックのまじもんの至宝では!モエカさんの歌筆頭に、ぶっきらぼうだけどポップな雰囲気が本当に素敵。新すごくKEXPのライブ動画が似合いそうです…tricotやCHAIみたく海外ツアーの傍らで出ませんか…

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・マシーナリーとも子 / ロマンキャンセル柿本(mochilon)  - MACHINERY

2019年はVTuberのマシーナリーとも子大躍進でしたね…なんなのかわからないあなたはこちらなどをお読みください。この曲は第二期テーマソングなわけだけど、キャッチーなメロディとキュートな音色がどこまでも楽しい名曲です。これぞチップチューン…聴きまくってあなたも徳を積もう

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・ハンブレッダーズ - 銀河高速

メジャーデビューおめでとうございます!!「けいおん!」観てバンド始めた関西の学生たちが、うるさくて青臭いロックで天下を取るなんて百点満点じゃないですか!次の音源が待ち遠しい

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・Andrea von Kampen - Crossing the Bar

SSWだと今年はこの人をよく聴きましたね…UK発の弾き語りウーマンですが、まあ歌とギターが良いんですね(バカの感想)ポップさとトラッドさがちゃんとあって、清らかな歌声が脳に染み染みで多幸感ドバー…フルアルバムの「Old Country」も良かったですが、この曲がいちおしです

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ど年末に配信されたこのシングルも名曲なのですわ

・なみのり - ポートラインより

京都にいたころの後輩ががんばっている!身内褒めかよと言われればそれまでですが、うるさくポップで頭でっかち感あって良いですよ。基本的に歌というか「主旋律」をまず聴かすことに全振りしてるというか、ボーカル2人とも素朴でいい歌歌うところにまず依って立っていて、ギターも鍵盤もベースもドラムも非常に適切できもちーのだ…うらやましみがありますね…

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・The World Will Tear Us Apart - Let's Get Lost

京都にいたころの後輩ががんばっている2…良いものは良いよね…プロダクションの完成度がまず異常…ミックス含め自力で作り上げたとのことで、おったまげましたよね…ちゃんといい曲を真正面から今っぽくアレンジして、かっこつけてやってるのが本当にかっこいいです(関西のバンドだと意外と無いタイプな気がする)自主レーベル応援してます

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・Superfriends - Let's talk about feelings

京都にいたころの後輩ががんばっている3(最後です)…2018年に初のフルアルバム(Apple Music/ Spotify)をリリースして気を吐いていたとおもったら、その年末に弾丸レコーディングしたというこの曲が良すぎてぶったまげましたよね…ポップさに磨きがかかったというか、より広い層に受け入れられそうな音だなと。個人的には2000年代初期のGOING UNDER GROUNDっぽいなと思ったんですけど…ああそうか、この雰囲気は、私が高校生のときに好きになって、今でもずっと好きな音楽の、あの感じなんだな

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・ナードマグネット - 透明になったあなたへ

パワーポップど真ん中の音を鳴らして関西からここまで来た彼/彼女ら、2019年はこのアルバムで頭ひとつ抜けた気がしますね!!歌える踊れる日本語パワー!もっと売れて天下取ってくれということしかないですね!「有給取ってMステ出る」ぜひ実現してほしい

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・ASAYAKE 01 - S S W

私が関西にいた頃、もっともtalentedだなと思っていたSSWであるところのASAYAKE 01(アサヤケゼロワン)氏がついに全国流通の音源を出したんですよ!10月には中村佳穂さんとASAYAKE 01さんが歌う「AINOU」を観られたので本当に生きていてよかった…

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ASAYAKEさんは本当にライブが良いのでみんな観るべき…キャッチーなメロディと踊れるビート、歌もギターもとんでもねーのです…ギター1本(最近はパーカッションも踏んでいる)でこれやってるのまじでリスペクト…ASAYAKE 01ガチ勢東京組として私も応援していく所存です…スタジオライブ動画撮ってほしいな…

・塩入冬湖 - 惚けて

FINLANDSの冬湖さんのソロ音源なわけですが、FINLANDSというバンドがすごく彼女の才能を一般受けする方向にブーストしているのがよくわかりますね…本作はバンドよりも(いろいろな)「生」っぽさが出てて癖になります…個人的には「TIMER」から漂う「めんどくさがられそうな女」感が最高なんですよね…

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↑なぜか都市伝説を語っているこの動画謎すぎるが好き…これが「推せる」というやつか…

パソコン音楽クラブ - Night Flow

気負いなく気持ちいい雰囲気でまとめられていて、集大成感あって素晴らしいです…いわゆるゲストボーカルって私好きじゃないんですけど、「reiji no machi」筆頭に「Yukue」とか「hikari」のボーカルあり曲が、普通に歌ものとして良い上、ちゃんとアルバムの中で違和感なく存在感あってびっくりした

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・Natalie Evans - Houses (Reissue)

SSWだとこのひとをよく聴きましたね2、彼女もUKだな…本作は2014年にリリースされたアルバムのリイシューなんですが、動画でもアップされてるボーナストラックの「Small Pond Session」が思わず二度見するほど良かったので2019年のランク入りです…あどけなさが残るボーカルとキラキラしたアコギを中心に、とてもきれいな音に仕上がっていて、あまりの美しさに嘆息してしまいます

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・(Sandy) Alex G - House of Sugar

SSWだとこのひとをよく聴きましたね3…ボーカル含めた演奏の巧みさといいアレンジの完成度といい、これまでからまたぐっと進(深)化していてすごく良いです…よくエリオット・スミスがよく引き合いに出されますけど、彼はライブもバンドが基本っぽいし、なんというか健康(?)そうだから、どんどんいいアルバム作りまくってほしいな

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・I'm With Her - Call My Name

昨年フルアルバムをリリースして私の語彙をかっさらった(参照)彼女らなのですが、最新シングルもこれまた、あの、素晴らしいです…真ん中のマンドリンのほうのサラ様(この曲ではギターだけど)の曲っぽく、少し憂いのある雰囲気から大サビに突入していくところ、神々しさで頭がファーとなってしまう…頼むから来日してくれ…

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・Florist - Emily Alone

SSWだとこの人をよく聴きましたね4…そしてSSW編の私的ベストです(バンド名義だけど)まーったく明るくないんだけど暗すぎない、そしてポップという絶妙な塩梅を突いてきてドハマリです…アートワークも素晴らしい

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2016年にTiny Desk Concertに出てたんですね…本作よりバンド感あるけど、これもまたすごく良いな…

・After the Rain - 1・2・3

2019年のアニメ主題歌で最もいい曲だと思いました。アニポケは子供と一緒に観ていますが新しいオープニングいい曲だな!!!とびっくりした…サンムンもそうだったけど、要所要所だけでアニポケキャラが踊るのたまらなく好きね私…

非公式で申し訳ないけどパ音のEDも大好き!

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・ヤバイTシャツ屋さん - スペインのひみつ

なぜか夏場に彼/彼女らばっかり聴いてる時期がありました。とにかく出で立ちと見せ方といい、ずっと同じことしてる(ように見える)から、そろそろ本人たちが飽きてそうだなと思うんですが、曲のクオリティ自体はどんどん上がってると思うんですよね…コミックバンドってある意味では呪いだと思うのですが、勢い落とさずに紅白出たらよいと思う!

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・MOSHIMO - TODOME

一時期は夜に家事しながらずーっとこれ聴いてましたね…YouTubeのコメントで「悪堕ちした大塚愛」とか言われてて草なんですが、とにかく雰囲気は大胆に方向転換しつつも、曲は相変わらず売れ線全開でキャッチーなのが気持ちいいです…また2人だけになってしまったけどがんばってほしい…

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・tricolor - キネン

2019年の総合ベストはこれです。日本で真摯にケルト(特にアイリッシュ)音楽を演り続けている彼/彼女らの結成10周年を記念した本作は、ビッグバンドを迎えた前作よりもシンプルな音作りになってるんですけど、その分フィドルや鍵盤のメロディが際立って本当に気持ち良すぎます…上の曲とかまじで爆音で10分ぐらい繰り返してほしい…強めのお酒飲んでライブ観て踊りたい…そしてダメ人間になりたい…うん、聴き方を間違ってるのはわかっているんだ…でもとにかく2019年一番のお気に入りアルバムはこれでした。

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・CHAI  - NPR Music Tiny Desk Concert

2019年のベストライブ動画です。コーネリアスに続いて日本人2組目の快挙とか報じられてましたが、手元が見えて嬉しかっただけのコーネリアスと違って、選曲も演奏も雰囲気も1000000000000点ですね…

個人的にTiny Desk Concertって「ミュージシャンも人間なんだ」と思わせてくれるところが魅力のひとつだと思っていて、あの限られた環境の中で、すごくフィジカルが曝け出されてしまうところが好きなんですよね。(その上で『これは同じ人間じゃないな』と思わせてくれるミュージシャンも多いんだけど)CHAIのこの動画はその点すごく上手くて、少しローファイ感のある演奏(どめたくそ達者ですが)が、すごくキュートで、効果的な演出になっているわけですよね。2曲目の「N.E.O.」イントロの笑顔とか、これこれこういうのが観たいんだよ!!!となります。

そして選曲が最高ですよね…「ハイハイあかちゃん」「N.E.O.」「ファッショニスタ」「フューチャー」という、今の彼女らを示すという意味でこれ以上ない4曲。最後の「フューチャー」で私は泣いてしまいましたよ。

鼻歌にのせて
Are you ready? Are you ready?
迷いはない Follow me!
Are you ready? Are you ready? 

どんな夢をこの先で
歌いながら叶えよう?
思ってるよりもずっと
わたしの世界は広い

Tiny Desk Concertという大舞台で、極東の素朴なルックスの女子たちが、笑顔で歌うこの歌詞!思わず「CHAIはやつたぞ。CHAIはやつたぞ。」と声に出して呟き、初めて感動といふものを知つたのである。と織田作之助ばりにエモくなってしまったことを、私はここに記しておきたかったのです…。

以上です。2010年代のアニソンについても綴ったので、よければそちらもどうぞ:


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