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演劇、映画、デビット・リンチ #往復書簡21

画家・タシロサトミさんとの往復所管21回目です。
前回からだいぶ時間が空きました。すみません。人生いろいろでして、こういう時もありつつ、長い目で見てくださったら嬉しいな〜。ということでお返事です。
前回のタシロさんの舞台芸術を鑑賞すること 往復所管#20 興味深く読ませていただきました。

私は劇団⭐︎新感線、キャラメルボックスはみたことありますが、ナイロン100と大人計画を見損ねてる!タシロさん見たんですね。いいなぁ。
舞台はテレビと違ってわざわざチケットを買って見に来る人に向けての表現なので、かなり際どい表現でもアリだったりします。そして生なぶん時代性の反映も強く、昔面白かった舞台を再演しても今には合わないものも多いし、脚本の内容も演出の仕方も昔はオッケーでも今はハラスメントじゃないか??という事もある。
あの時、あの場所だったからよかったというもがほどんどだと思うので、体力と財力と機会があればその時に見た方がいいなーって思います。

がーまちょるばですが、テレビでみるだけでしたが、面白いですよね。
オリンピックのピクトグラムで出てきた時は湧きました!あのライブ感ドキドキでした。
パントマイム難しいのよ〜学生演劇やってた時に練習でやったけどできない。まず、体をじっと止めて固定することができないから。
機会があったら目の前であのパントマイム見てみたいものです。

そして映画ですが、映画も見るの体力要りますよね。NetflixとAmazonプライムのおかげで家でもたくさん見れますが、2時間ずっとすわって見ることができない。つい何かをしてしまう。やっぱり映画館じゃないとだめだわーと思うぐらいには、今は集中力が持続しない。いかんなぁ。
それでも映画は好きでデビット・リンチはほとんど見ています。最初に見たのは「ブルーベルベット」か「イレイザーヘッド」だったかな?学生時代にビデオを借りてきて友達と一緒に見てました。「エレファントマン」もビデオで見て、映画館で初めて見たのは「ワイルドアットハート」かな?と思います。
そしてもちろん「ツインピークス」には大ハマり。「ブルーベルベット」や「デューン」で好きだったカイル・マクラクラン主演だし、赤いカーテンの部屋や踊る小人、ドーナツとコーヒー、謎な村の住人などなど、謎解きと映像の面白さに夢中でした。
「ロストハイウエイ」は音楽がトレント・レズナーだったので、音楽と相まって好き。
「ストレイト・ストーリー」はデビットリンチがこういう映画撮るんだ〜という驚きと、ちょこちょこ入るリンチ的な変な映像が面白かったなぁ。
「マルホランド・ドライブ」はナオミ・ワッツよかったなぁ。もう一度見たい。
「インランド・エンパイア」は見たけどよくわからなかった。でもそれがいい。映像とイメージ、よくわからないけど魅力的。これぞデビット・リンチ。最高!!!

絵画作品も好きで、今はない東高現代美術館でのデビット・リンチ展を見に行って感銘を受けました。

デビットリンチ展 1991年 東高現代美術館


「アートライフ」ももちろん見ましたよ〜。描いてる姿に興味津々。かっこいいなぁ〜と惚れ惚れ。もうデビット・リンチは好きすぎて神に近いです(笑)
そしてデビットリンチもそうですが、海外の作家さんは絵画もオブジェも映画もやってる人がいて、すごいなぁ、、、なんて思うことも多いです。
先日Amazonプライムで「永遠の門 ゴッホの見た未来」という映画をウイリアム・デフォー目当てで見たのですが、エンドクレジットでジュリアン・シュナーべルの名前が。
私の中ではジュリアン・シュナーベルはお皿を画面に貼ってる新表現主義の作家というザックリとした認識で、映画監督としては認識してなかった。でも「バスキア」も「潜水服は蝶の夢をみる」も見てるよ〜〜。びっくりーー!! 急に私の中でジュリアン・シュナーベル株が爆上がりしました。(笑)

私は色々やったけど、他は続かず最終的には1人で自分のペースで表現できる絵画になりましたが、本当は表現したいものの核がしっかりあれば、絵でも演劇でも彫刻でも映画でもいいんですよね。それで流通に乗れるかどうかというのはありますが。(ここが厳しい)
タシロさんはもし絵画でなかったら、何を表現手段にしていたと思いますか?それと、タシロサンは平面絵画だけではなく、立体の表現欲求もあるのでは?と思うのですが、今後そういう展開もアリそう??なんて見てて思うのですが、いかがでしょうか?
引き続きタシロさんの好きな映画の話を聞きたいところもあるので、映画でも制作についてのお話でもいいです。お時間のある時にでも、よろしくお願いします。

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