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「サロンのチカラ」011.融資を受ける時のお作法

金融機関の方とお話ししていて感じるのは、融資の依頼をする時に”してはいけないこと”があるということ。それには金融機関ゆえの考え方が裏っ側にあります。

ここでいう金融機関とは、銀行の融資担当や決済者、信用保証協会と言ったお金を借りる時に登場する方々です。
融資をお願いする時のお作法、そして金融機関が融資を決定する時にどんなことを考えているのか?を整理しました。

最初にお作法

①挑戦的な売り上げ目標を設定しないこと
②不安要因を隠さないこと
③返済計画は計画書の最後に記載すること

この3つはお作法として守りましょう。
これらのお作法の裏っ側には金融機関ならではの考え方が裏っ側にあるからです。

①挑戦的な売り上げ目標を設定しないこと

計画通りに売り上げが立たなかった時に返済が滞ることを一番避けたがります。
裏を返せば、確実な売り上げ計画で返済できることを伝えれば安心してもらえます。保守的な計画と言いますが、保守性を好みます。

②不安要因を隠さないこと

事業をしていると不安要因は必ずあります。
例えば競合サロンが近くに出店するとか、スタッフが辞めるとかです。
不安要因がある時は、絶対に隠さず伝えることが大事です。金融機関からすると不安要因を事前に把握していることで安心するからです。
事前に知っているということは、対策を立てられるからです。対策がなかったとしても「こういう計画で対策を考えていきます」とお伝えします。
そうすることで安心してもらえます。

③返済計画は計画書の最後に記載すること

金融機関からすると一番気になる返済計画ですが、計画書の最後につけるのは金融業界ではお作法になっています。
良かれと思って最初のページに記載するのは、お行儀が悪いとなります。

融資判断をする時に大切にされるのがストーリーです。
なぜ、借り入れをしてそれをしなければいけないのか?
どうすれば、実現することができるのか?
実現した結果、どうなるのか?
このストーリーが金融機関にすっと入り込み、腑に落ちることが理想です。
返済計画はその後に来るのがお行儀が良いからです。

金融機関も出来るだけ貸してあげたいし、協力したいと思っています。
それに沿った貸してあげたくなるストーリーに加え、堅実で無理がない売り上げ計画、不安要素を織り込んだ現実的な計画を見せることで安心感を持ってもらえ、決済が通りやすくなります。

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それでは今回も「サロンのチカラ」
最後までお読みいただきありがとうございました。
経営業務パートナー 中尾康仁でした。

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