見出し画像

That's Doneがなぜ生まれたのか?!Podcastで探るエンターテイメントの本質

どうも。ヌーラボの原田(@yasuhirox)です。

2023年も残すところ僅かとなりました。一年の計は元旦にあり…この記事を読んでいる方の中に「今年こそは!」という決意表明ををした経験がある人も多いのではないでしょうか?

私は昨年からあまり目標は立てずに、やりたいことは行動に移すタイプなので、意のままに動くようにしました。そして、ひとつ新しく始めたことが「Podcast」です。

実はStand.fmで2020年から少しだけ配信していたんですが、一人語りの限界を感じて辞めてしまいました。いつか誰かと始めたいなと思い、橋本との雑談の中で生まれたPodcastが「That's Done」。代表の橋本(@hsmt)とやっている超雑談Podcastです。

現在はSpotifyのみでの配信となっています。

この記事では、なぜ、That's Doneが生まれたのか?なぜ、Podcastをはじめたのか?そして、Podcastをはじめたことで何か変わったことがあったのかを記録しました。

なにをしたかったのか?

「なぜPodcastを始めたのか?」という問いに対して、Podcastというよりも昨今のコンテンツの有り方に疑問を感じていました。私が感じていたのは、最近のコンテンツが作り込まれすぎており、リアリティが不足しているということでした。

このため、ファン(読者や視聴者)との距離感が生まれ、情報を個人的に受け止めてもらうのが難しくなっていると考えました。特に企業から発信されるコンテンツがよりその傾向が強くなっていると感じていました。

さらに、僕たちヌーラボは、コミュニティから生まれた企業です。

そのため、コミュニティを大切にし、ヌーラボという「コミュニティ」に関わる人々が何を考え、どのような人たちなのかを、社内外に伝えることが重要だと思っていました。

これを実現するためには、人に焦点を当てたコンテンツが必要だと考えました。ヌーラボで働く人々、そしてBacklog、Cacooを利用している人々を、先入観なしに伝えるためには、まず私たちがユーザーとより密接な関係を築くことが重要だと思ったのです。

なぜPodcastなのか?

Podcastは他のメディアと一線を画す独特の魅力を持っています。特に、制作者とリスナーの間の距離感が非常に近い点が際立っています。

その理由としては、音声を通じて、制作者の思考や感情がダイレクトに伝わることで、リスナーはまるで対面で会話をしているかのような親密さを感じることができるからです。

この個人的なつながりは、Podcastならではの深い共感と理解を生み出し、独特のコミュニティを形成する可能性があります。

さらに、Podcastはエンターテイメントとしての重要性も持ち合わせています。声という直接的なコミュニケーション手段を用いることで、リスナーにリラックスした体験を提供し、日常からの一時的な逃避を可能にします。

このリラックスした雰囲気は、リスナーにとって心地よい時間を作り出し、エンターテイメントとしての価値を高めます。

この信頼関係とエンターテイメントの組み合わせは、コミュニティの形成を促進し、リスナー同士の交流の場を生み出す可能性すらあるのではないかと思っています。

2021年に書いた記事の中でも、音声メディアは「エンターテイメント」としてして活用すべきと書いています。

あと、僕は大のPodcast好きで「ドングリFM」にいたっては、SoundCloudにしかコンテンツがなかった時代からのリスナーだったりします。

※記憶が正しければ2016年から聞いているはず….2015年はまだリスナーではなかったと…

なぜ雑談なのか?

Podcastで発信する内容は、ビジネスよりもエンターテイメントであるべきだと以前から考えていました。その理由は、スタバでの会話のような、自然でリラックスした雑談が、実は最も魅力的なコンテンツだからです。

2021年に書いた記事にも音声コンテンツは「エンターテイメント」であるべきと綴っています。

“音声メディアは発信者の人となりが分かる「エンターテイメント」としてのコンテンツの方が圧倒的に面白みがあると考えています。”

コンテンツはどう変化していくのか?

橋本と1on1をしていた時に「スタバで話しているおじさんたちの会話って実は一番おもしろいよね?」みたいな話をしました。日常の雑談は、予測不可能で、時にはユーモラスで、時には深い洞察を提供します。これは、ビジネスの話題では決して得られない種類のエンターテイメントです。

Podcastは、その非公式でカジュアルな性質を活かし、リスナーにリラックスした体験を提供することができます。ビジネスの話題が提供する情報や知識は価値があるものの、エンターテイメントとしてのポッドキャストは、人々の心を軽くし、日常からの一時的な逃避を提供します。

スタバでの会話のように、自然体で楽しめる雑談は、リスナーにとって心地よい時間を作り出すはずと思い、誰も役に立たない「雑談」をテーマにしました。

やはり笑いというのは日常的な会話の中で起こり、そこに共感し、新たな視点を発見します。それがPodcastでもできないかなと思っています。

なにが変わったのか?

僕自身に何か大きな変化が訪れたというわけではありません。ただ、自分がPodcastというパーソナリティの人間性、感情、個性などが直接的に感じられるコンテンツを配信することになって気づいたことがあります。

人が何に興味を持って、その興味がパーソナルな部分へと変わっていくのか?この変化の過程を知ることができました。

誰もがクリエイターとしての初期段階では、コンテンツに興味を持っていても、必ずしもクリエイターの人間性には興味を持っていません。しかし、時間が経過するにつれて、コンテンツに触れていくことで、視聴者はコンテンツだけでなく、制作者の人間性にも魅力を感じ始めます。

やはりコンテンツ(スキルでもOK)があって、それがアウトプットされていくことで、興味の対象が人間性へと変わっていくんだなと。まぁ、当たり前のことかもしれませんが…。

これがセルフブランディングってヤツですね。興味を持つ対象というものが、時間と共に変化していく….そのために何をすべきか??

もうひとつ…余談ではありますが、自分が話下手だということを痛感しました。

話し言葉というのは、約70%~80%の思考力で構成されているため、コンテンツには自然と余白が生まれます。

コンテンツはどう変化してくのか?

まさにこの通り、本来、話し言葉は約70%~80%の思考力で構成されるため、自然と余白が生まれますが、私の場合、会話が思考停止を引き起こし、余白が過多になってしまいます。

これが会話として成立しない原因であり、コミュニケーション力の欠如を露呈しています。これが面白さに繋がることを期待しつつ、自分のコミュニケーション力を改善することが今後の課題になりました。

最後に

2023年9月からスタートした「That's Done」ですが…一度でも聴いてくれたあたなに大感謝です。そして、感謝カンゲキ雨嵐でございます。

週に1回の更新なので、2024年は記念すべき50回を目指して、細く長く続けていきたいなと思っています。

最後にSpotifyでのThat's Doneのまとめをご紹介して終わりたいと思います。

トップファンが13名もいるだと!!
本当にそんなにリスナーがいるのか…
タイトルが良かったのか!?

まとめが届いた12月時点では9話までですが、制作コンテンツが129分なので、6話くらいまでが対象っぽいですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。2024年はSpotifyだけに留まらず、配信対象をもう少し広げていければと考えていますので、引き続き宜しくお願いいたします。

リスナーの皆様には大感謝です!ありがとうございました。


もしサポートいただければ、今後のnoteに生かしたり、他のライターさんへのサポートに回したいと思います。