見出し画像

最初の一人旅 2泊3日「和歌山」一周

人生最初の一人旅は、大学4年の卒業間近でした。もともと一人旅に興味があったものの、学生時代の僕は、「寂しさ」や「怖さ」、「恥ずかしさ」が邪魔をして、実行に移すことをためらっていました。しかし、僕には学生時代にどうしても行っておきたい場所が一つありました。

「喫茶ビートル」

和歌山県田辺市にある小さな喫茶店です。
店の名物は、20分かけてじっくり焼き上げる、つやつやまんまるなホットケーキ。SNSでたまたま流れてきた写真をみて、心をグッとつかまれました。
店の開店時間は、19時から23時までで、平日しかやっていない。その限定感も魅力的でした。

でも、お店までは僕の家から3時間以上。しかも夜しか開かないとなれば気軽には行けません。
ホットケーキのためだけにそんなとこまでついてきてくれる友達にも心あたりがありません。

卒業したら勤務地がもっと遠くになるかもしれない。チャンスは学生の時しかないかも。

悩みに悩んだ末、車中泊で一人旅という結論に行き着きました。
すると決めてしまえば、急に気持ちが楽になって、ワクワクがこみあげてきます。

せっかく行くなら、ビートル以外にも行きたいところを探そう。
車中泊なら宿泊費をきにしなくていいんだし、泊まりで行けるよね。
車中泊に適した場所はどこなんだろう。
毎日入るお風呂も、せっかくならこだわろう。
出来るだけ高速は使わず、浮いたお金で美味しいものを食べよう。

GoogleMapで行きたいところにピンをうちまくって、そこを繋げてルートを決める作業はとても楽しくて、
開いた時間を見つけてはスマホを触ってニヤニヤしてました。

そして出発当日

時間は朝の3時ごろ。大阪方面から和歌山に入ります。

最初の目的地は友ヶ島。

加太港から船にのります。

友ヶ島は別名ラピュタの島。

別世界に迷い込んだような感覚で、探索のしがいがあります。

加太港に戻ってからは、お昼ご飯と淡島神社参拝です

「満幸商店Ⅱ」 多分、貝柱と鯛のとろろがけ丼。美味しかったことは確かです。

「淡島神社」大量の日本人形。不思議と不気味さはないです。


そして、憧れの「ビートル」へ。


憧れのホットケーキ。もちろん美味しい。珈琲も美味しい。というか今まで飲んだ珈琲で一番美味しい。
マンデリンという豆で、店主のお気に入りとのことです。
もともと珈琲は好きでしたが、これをきに、豆の種類を調べて、自分で挽いていれるようになりました。
マンデリンは今でも一番好きな豆です。

朝からいろいろなところに行き、念願も達成して幸せな気持ちでいっぱいですが、まだまだ旅は続きます。

2日目

「とれとれパーク」朝ごはん


「熊野本宮大社」大鳥居が見たかった


「湯の峰温泉」つぼ湯最高。温泉卵が美味しすぎた。


3日目

「橋杭岩」目覚めの景色


「新宮市」市内を巡る


「熊野速玉大社」厳か


「仲氷店」ちびまる子ちゃんに出てきそう


「いちごみるく」頭がキーンってならない!不思議!


「神倉神社」とんでもない階段を登った先の絶景


「速水中華そば」初めての和歌山ラーメン


「十津川温泉」山奥の温泉の魅力を知る


「谷瀬の吊り橋」さすが日本一。圧巻です。


あとは家に帰るだけ。


初めての一人旅を終えて。

自分の中の世界が広がった気がした。

世の中には、自分の知らないステキな場所が山ほどある。
そして、ちょっとした工夫と行動力があれば、大抵の場所には行くことが出来る。

この経験がなければ、僕の毎日は今とは違ったものになっていたはずです。


一人で旅をしていて感じた気持ちは、全部自分一人のもの。
町の魅力が、旅の楽しさが、感動が、体に深く入り込んで来る気がします。

一人旅で訪れた場所を、次は誰かと一緒に来るのも楽しみの一つです。
自分が好きなものを、他の人にも好きになって欲しい。


この先も僕は、もっと色んなところに、もっと遠くに旅にいくでしょう。
自分の世界がどこまで広がるのか、楽しみで仕方ありません。

それではまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?