誰かを救うストーリーで顧客の心を揺さぶろう 身元のわかる犠牲者効果-行動経済学の理解と実践15
突然ですが質問です。
あなたの製品やサービスは誰を救いましたか?
この質問に具体的な人物像までストーリーとして語れることが人を惹きつけるヒントとなります。
この記事はこのことを証明する「身元の分かる犠牲者効果 (Identifaiable vicitim effect」です。
身元の分かる犠牲者効果とは?
災害などで犠牲者が何人出たという数字の事実よりも、特定可能な個人の被害に対してより強い関心(恐怖、怒り、同情、悲しみなどの感情)を覚えるという事実のことを「身元の分かる犠牲者効果」と言います。
記憶に新しいところでは、芸能人の方の死亡のニュースが感染者数などもよりも深く人の心に突き刺さったことがあげられます。
ですから、事態の深刻さを伝えるには数字を伝えるのではなく特定の個人の状況をストーリーのように伝えることがより効果的だとされています。
ブランドストーリーに応用可能
「身元の分かる犠牲者効果」は特定の個人が明確だと人はシンパシーを覚えることを意味します。特定の個人のストーリーを悲劇ではなくポジティブに活用すればブランドストーリーに応用することが可能です。
ブランドストーリーについては以下の記事にまとめています。
自社の製品・サービスが具体的に困っている顧客をどのように救うことができたのかをストーリーにしてみましょう。
まとめ
「身元の分かる犠牲者効果」のブランドストーリーへの活用について説明しました。ブランドストーリーについては今後さらに具体的な作り方を説明したいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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