アイテムの多い専門店で顧客が迷わなくなるには? 決定回避の法則-行動経済学の理解と実践29
最近、最寄駅に自家焙煎のコーヒー豆のお店ができました。
コーヒー好きなのでよく利用させていただいています。
自家焙煎のコーヒー店は最近増えているんですね。
注文してから焙煎してくれるた豆は持っているだけでもすごくいい香りがしてうれしい気持ちになります。
そのお店でいつも楽しんでいる(?)のが豆選びです。
非常にたくさんの種類の豆の中から選ぶのですが、いつも同じのよりも色々と試してみたい気持ちもあってどれがいいかなぁと悩みます。結局はお店の方のオススメに従うことが多いのですが。。
この記事は、そんなたくさんの選択肢が悩むことを放棄させてしまう決定回避の法則についてです。
決定回避の法則とは?
珈琲豆専門店の品数もそうですが、ワインショップのリストもたくさんのアイテムがが並んでいますよね。嗜好品の専門店はアイテム数で勝負みたいなところもあります。
色々と試したいという人は、お店のおすすめ品とかでお手頃の価格を見つけて選んでしまうことが多いですが、「いつものでいいや」と思っている人はわざわざ悩みにそんなお店には行かないでしょう。
選択肢を多く持っているがゆえに顧客数の増加の歯止めとなっている可能性はありますね。
決定回避の法則の対策
一番よく行われるのは私も選択の基準としているお店のおすすめランキングをお店に掲示することでしょう。一緒に各商品の特徴が記載されているという工夫までされているお店はよくみます。
もう少しそれぞれの人に合わせ方法も考えてみても良いかもしれません。
例えば、診断チャートや星占いなどを使っておすすめアイテムを決定するのです。
すなわち、バーナム効果を活用するということです。
店内にチラシを置いて、今月のおとめ座のあなたにはこの珈琲豆がおすすめですというようにそれぞれの星座でおすすめをしてみるなどです。
他にも、3アイテムの選択肢があると価格的に真ん中のものが利用される確率が高い松竹梅の法則を利用して、プレミアム商品(松)グループと売れ筋商品グループ(竹)、安価品(梅)とグループ分けをすることで売れ筋に目を向けてもらうというのも価格設定としては有効です。
まとめ
選択肢が過多になることで選択しなくなってしまう決定回避の法則についてでした。もう一つ、それぞれのアイテムにうんちく(ストーリー)をつけると、通(つう)に憧れる私なんかは心惹かれるだろうな、って思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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