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続けることの大切さ-1万時間の法則

10月から始まったNHKの朝ドラ「ブギウギ」が面白いです。大阪が舞台ということで、ヒロインの福来スズ子(趣里)のボケツッコミがさく裂したり、実家の銭湯に出入りしているおじさん(岡部たかし)の役名が「あほのおっちゃん」やったりお笑い要素がいたるところに散りばめられています。

ドラマで出てきたセリフにこんなのがありました。

「でも続けることが一番大変なんだけどね」

これは、歌劇団の先輩 大和礼子(蒼井優)と父親 梅吉(柳葉敏郎)の言ったセリフです。

自分には才能が無いと思ってもやり続けることの厳しさを言っています。

「天才!成功する人の法則」という本で紹介されているのが1万時間の法則です。

音楽家やスポーツ選手のいわゆる「天才」と言われる人たちは、累積の練習時間が1万時間に達することがわかっています。

つまり、技能を熟達させて天才の領域になるには1万時間あきらめずにコツコツやり続けることが大切ってことです。

1日3時間でも10年間やりつづければ1万時間になります。そう思うと、大人でも何かをはじめてコツコツやり続ければ、天才とまではいかなくてもそこそこのレベルにはいけそうな気がしませんか?

反論もあると思います。まず、才能があるからそれだけ打ち込める時間が与えられる、というものです。

それに対しては、検証実験がされておりバイオリンの「超優秀」、「優秀」の2つのグループ分けて比較したところ両グループの技術熟達度には大きな差が生まれなかったそうです。

一方で、ただ時間の積み重ねで「天才」になれるのか、というとそうではないという検証もされています。

その違いは「目的の明確さ」です。

たとえば、英語の勉強もただただ漫然と勉強し続けることは全くの無駄とは思いませんが、やはりこのレベルに到達したいという目標を明確に持つ方がいいです。

そういう意味ではTOEICや英検などの試験をマイルストーンにするのは有効でしょう。

そして、次の①、②、③の繰り返しが重要となってきます。

① 目標に沿った練習の実施
② 自身のパフォーマンスの観察評価
③ 目標の修正

②と③においてはコーチの役割が非常に重要といわれています。

昨今、リスキリングの重要性が言われるようになりました。

自分自身を評価し、的確な目標設定できればいいですが、誰か第三者のコーチの存在がいることが成功の近道になるでしょう。

途中で心が折れてしまうことがないように細かな通過点となる目標を設定することが続ける上での秘訣となるでしょう。

続けることの大切さについて、でした。


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