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第1感で選ぶ!選ばれる!直感を磨くべき理由

皆さんは、ご自身の直感をどれくらい信じていますか?

たとえば、買い物の時、あれこれ物色して一つに決めるのか、見た瞬間にコレって決めてしまうのか?

私は、見た瞬間に「これだ」と思って買ったものの方が、その後の満足感が高いような気がしています。最初に「これ欲しい」と思っているのに、いろいろ見ているフリをして、結局は最初に気に入ったものを買うために後のものを否定しているだけだったこともあります。

先日、ラジオ番組で山口周さんがマルコム・グラッドウェルの『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』を紹介されていて、非常に興味深く拝聴しました。

第1感とは

第1感とは、人間の第6感まである感性の最初にくる瞬間的な判断や直感的な決定を指します。グラッドウェルは、私たちがほんの数秒で下す判断が、時には詳細な分析や深い思考よりも正確であることを示しています。この「最初の2秒」の直感的な判断が、第1感です。

適応性無意識

私たちの直感を指させるものは、心理学用語で「適応性無意識」といいます。適応性無意識とは、私たちが意識していない間に行われる思考プロセスを指します。これは高速で、膨大な情報を迅速に処理し、決定を下すことができます。グラッドウェルは、この適応性無意識が瞬間的な判断や直感において重要な役割を果たしていると説明します。

直感と論理

直感と対抗する言葉は論理です。直感は経験に基づく瞬間的な判断であり、即座に結論に達する能力です。論理力は、情報を分析し、時間をかけて慎重に考えるプロセスです。グラッドウェルは、直感が時には論理力よりも優れた結果をもたらすことがあると述べています。

バイアスの対処法

しかし、直感だけに頼ることがいつも正しいとは限りません。偏見や感情、こうであってほしいという願望がバイアスとなって失敗してしまうことがあります。意識的にバイアスを認識し、コントロールする方法を探ることで、より正確な判断ができるようになります。

まとめ

つまり、私たちの「直感力」は結構正しい。でも、バイアスによって間違ってしまうことはあるので、直感力を磨く努力は必要である、ということが結論となります。

そしてもう一つ、意識すべきことは私たちは多くの場合において、「直感」によって評価されてしまっていることに気づかなくてはならないということです。就職面接であれ、営業活動であれ、会って2秒で判断されてしまうのだということをしっかりと意識して、準備する必要があります。

本書については、実はまだ読んでおりませんが、内容に非常に興味を持ちました。精読して、内容の気づきを再度まとめたいと思っています。

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