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パルス消費とは何か?その理由を考える。

最近の消費スタイルを表す言葉として「パルス(型)消費」という言葉があります。

パルス消費とは、「スマホを操作している時に突発的に買いたい気持ちが高まって商品を発見した瞬間に購入意思を高める」ことを言います。パルス(pulse)の意味は、”脈拍を打つ”ですから、脈を打つかのように次の瞬間には購入を決定しているということです。

パルス消費と衝動買いの違いは、日用品などでも起きること、そして、購入を決定してから実際の購入まで時間差が生じることもあることがその違いとされています。

従来の消費者行動はAIDMAに代表されるようにジャーニー型消費行動です。認知し(Attention)、興味を持ち(Interest)、欲しいと思い(Desire)、記憶し(Memory)、買う(Action)という段階的アプローチをとります。

コトラーのマーケティング4.0(接続性時代のカスタマージャーニー)では、5Aを提唱しています。認知して(Aware)、欲しいと思い(Appeal)、調査して(Ask)、購入し(Action)、周りに奨める(Advocate)というステップです。

AIDMAと比較すると5Aも気づいてから欲しいと思いいたるまでが非常に短いですが、パルス消費はさらに短縮されたイメージです。

なぜ、パルス型消費が可能なのか?

その理由は、スマホとの向き合う時間に関係あるように思います。

いつもスマホに向かって気になること、自分の価値観に合うことの情報収集を行なっているから、一見すると瞬間的な決定にように見えますが、買うことに躊躇う必要がないのかもしれません。

そのように考えるとSNSマーケティング、WEBマーケティングの重要性がさらに高まっていくということになるのでしょう。

日経新聞(2023年9月21日朝刊)にステマ抑止の課題についての記事が出ていました。

パルス型消費者はステマを見極めるセンスも磨いています。そういった意味でも偽物の情報ではなく、いかに常日頃から認知を高めておくのかが重要になってきます。

パルス消費についてのより詳細な考察は以下をご参照ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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