【楽曲解説】カンパネルラ
今週は2019年初頭から連続リリースした三つの楽曲たちに関してあれこれと書いていく。
まずは第一弾「カンパネルラ」。
この曲ができたきっかけは今思い起こすと、自分の曲「コスモナウト」だったりする。
その歌詞の中にあった「夜明けの鐘」っていう言葉をピックアップして膨らませた結果どんどんイメージが湧いてきて...
(イタリア語でカンパネルラは「鐘」という意)
ただ、こんな風に仰々しく書いているものの実は自分の生活のワンシーンを描いた曲という。
眠れぬまま迎えた明け方、ふと思い立って外に出る。
白む空が青みがかる、所謂「ブルーアワー」という時間に煙草を燻らせてみるとふとメロディが浮かんでくる。
何気ないメロディは夜明けを告げる鐘のようにしっかりと自分の中に響いて、また日常から戻るべき場所(=音楽)に戻っていく。
という具合に、実はある種の叙景詩のように組み上がっていった一曲だったりするのです。
なのでこの曲のシングルのジャケットはあのイラストになっている、という答え合わせもここでしておく。
「今、明けてく空に打ち鳴らしたカンパネルラ」
どんな迷いの中でも、そこから引っ張り出してくれるのは自分から生まれる音楽に他ならない。
この想いを込めた一節は今も自分の力になってくれてるなと改めて感じる。
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