【楽曲解説】carpe diem
ミニアルバム「in the MOMENT.」のリリースを終えて早速制作が始まった曲。
コンセプトは至極シンプルで「新しい代表曲を作る」というもの。
ただコスモナウトを塗り替えるのではなくて、あの曲の主人公(自分)が時を経て今何を思うだろうっていう地続きのテーマにしたいっていう思いはあって。
そのテーマはブレずに書き上がったわけだけど、結果的に今までナンバーワンだろというくらいまっすぐな歌詞に仕上がってしまった。
これまで日本人的な「隠す美学」みたいなのを持って歌詞書いてたけれど、気持ち乗ってしまったがゆえに熱血野郎が急に現れた感じ。そんな時もある。
今まであった4コードで良い曲を書こう、みたいなとこからちょっとストレッチして進行にも遊びを入れ始めたのはこれがきっかけ。
(大サビとか顕著だね)
あとこの頃から熱血のコントロールがうまくいかなくなってMCのしゃべくりが今のスタイルになり始めた記憶。
この曲に関しては、曲自体について語るというよりも大きい功績があって...
恐らく過去一たくさんの出会いをくれた曲だと思ってる。
この曲でシープを知ってもらえることがとても増えて、本人たちよりも思い入れを持ってくれるような人に出会わせてもらえたと本当に感じる。
これはメンバーも同意見。
ただ悲しきかな、この後できてしまう代表曲とコスモナウトに挟まれたことでこの曲は不遇な扱いを受けることになるとはこの頃知る由もなかった...
歌詞はインパクト重視。
宗教を否定するわけではなくあくまで自分の価値観として、結局何事も自分次第、第三者の力はそこに介在しないという絶対的なものがあってそれを表したのが「神様が消えたあとで」っていうパンチあるフレーズ。
要はその価値観に気付いて目覚めた後、自分という人間はどう生きるのかっていう意味合い。
曲名もラテン語で訳すと「今を生きろ」「今という時を大事にしなさい」という意味で、名付けたのもそういう歌詞のワードから着想を得て。
刹那主義としてではなく、過去から地続きの今自分という人間を見つめ直し、目の前の誰かに何をできるかっていうのがこの歌詞の本質だったりするわけです。
今じゃちょっとしたレア曲になりかけてるけど、自分たちの道のりを振り返ったときにとてもとても大きな意味を持つ大事な曲。
ちなみにシープの曲の中で一番歌が体力ゲー。
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