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【楽曲解説】祈りの幕を下ろした後に

この曲も正直思い入れがありすぎる。

端的に言うと、仮にも20何年いきてきた自分が今立ち止まって考えた時の「人生哲学」みたいなことをひたすらに書き連ねた曲。

シープに今までなかったドッシリとしたミドルナンバーに乗せた、自分から見た世界に対する独白。

色々な面で「ありそうでなかった曲」に仕上がってくれたなと今となっては思います。

歌詞に関しては特に2コーラス〜Cメロに一番自分イズムが出ている気がしてる。

過ちを繰り返すことしかできない自分と、そんな中でも大事にしたい「こうありたい自分」との葛藤だったり。

「赦しを乞うのは僕で良い、救いを謳うもまた僕で良い、報われるのは君で良いから」

よくこのCメロのフレーズ出てきたなと思ったけど、結局自分の本質ってここだなと書きながら妙に腑に落ちたしきっとこれは今もそう。

そしてこの曲のキモもここだな、と。

どんなに斜に構えようと、結果的に誰かのために生きていく自分を最後にしっかりと肯定してあげられたような気がする。

曲名に関しては人によっては見覚えがあるかもしれないけど「祈りの幕が下りる時」っていう東野圭吾さんの小説があって。
恥ずかしながら読んではいないのだけど、なんて美しいタイトルなんだろうって感銘を受けて、あえてバイアスがかかってない状況で自分なりに解釈をしてコンセプトに落とし込んでいったのです。

祈りの幕を下ろすってどういうことなんだろう。
そのタイトルでは幕が下りる、だけど祈りをやめた時人は何を思うんだろう。

そういう自分への問いに対するアンサーがこの曲の全てになったかなとしみじみ思う。

自分の曲で何かを与えられる、とか傲慢だけどその願い、祈りを切に書いた一曲でした。

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