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士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第111話 絆

士業は経営に向かない。孤独がデフォルトだから。

人というのは弱い。驚くほど弱い。

不健康や不運がいともたやすく人から笑顔を奪う。

したがって人は仲間、共同体を欲する。

士業は高い倫理観を持ち続けるために人格を陶冶することにつとめるから、あるいは競争試験の副作用ともいえる社会的コミュニケーション能力減退、つまり共感能力が低い人が多いからか、一人でも意外にやれる。孤独が好きなくらいかもしれない。

ただ最近は何年も勉強し続けて、偏屈になる人は減って来た気がする。

さて孤独を救う共同体には、デザインがいる。

規律だ。

佐賀の乱を起こした江藤新平司法卿のように自分で作った指名手配制度の第一号適用犯になるくらいの割り切りがいる。

自分に甘く、人に甘いのが組織として最悪の姿勢だ。

自分を規律し、他人も規律すること、これをデザインすることが必要だ。

そうして初めて組織に絆が生まれ、居心地の良い文化ができる。


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