バイバイの向こう側から

悲しいことがあって、ボロボロ泣いていた。 困ったことに、もう数年前の話。 二つに延びた影は、あの日お別れをしたままで 偶然で構わないから、すれ違うことを願っていた。 スプリンクラーが回っているのをジッとみていた。 「どうしてわざと水を切って出すのだろう」 そんなこと知ったって、あの子に自慢できるわけでもないのに。 あの日、ベッドの中で泣いていたキミの手を ただつなぐことしかできなかった ごめんね、臆病で。 ごめんね、強いボクでいられなくて。 カラスが大き

20200413詩「功罪」

深夜から雨が降っていて、 地上に吐き出された悪いものが地下に流れ込んでいく。 かれらは土のなかを通り抜け、 やがて木に吸い込まれ また空気となってうまれかわっていく。 「今度は嫌われるなよ」 そういって送り出すキミをみて 「キミでよかった」と、 同じように霧に沈む町をみたんだ。 朝方の高速道路は運送会社のトラックばかりで 仕事がある人か、空気の読めない乗用車はまばらだった。 覆面パトカーが路肩に停まって書類を書いていたんだ トラックを走らせていた僕は

20200412いじめと作詩とわたし

「言葉」を意識しはじめたのは中学生のころ。プチいじめにあい、自己主張する場所が少なくなったときに、自分の考えや思いを少しずつ、単語で表現するようになった。 プチいじめの原因は、いま思えば自分のせい。ずかずかと相手の触れてほしくない領域に入ったせい。 単語を文章にしはじめたのは高校三年生。文化祭の文集に一人一品出すことになったとき。ちゃんと詩にしたつもりだったけど、いま見たらきっと笑っちゃうんだろうなぁ。ちなみに詩として完成させるのに三ヶ月かかりました(笑)いまではインスピ

20200407県立高校や市立中学校とわたしの仕事

千葉市の県立高校は本日入学式を迎えました。 世の親御さんたちは「入学式も延期してほしい」という声もあるようですが、わたしとしては息子に高校生になった喜びと自覚を早く持ってもらいたいので今日の日を迎えることができて大変喜んでいます。 ただ残念ながら、保護者はどちらか一人での参加となってしまったので、せっかく休みを取ったのに運転手としての参加となってしまいました。こんなご時世でなければ、わたしの教え子たちも3年と2年、そして同学年にもいるので再会を喜びつつ、息子にも引き合わせ

勝手にキャッチコピー『ハイキュー!!』・・・「烏たちの咆哮」（最近ハマりだして。現在10巻まで読みました！この先似たようなキャッチが出てきたらごめんなさい）

勝手にキャッチコピー『鬼滅の刃』・・・「滅するのは鬼か、それとも、、、」

20200402「トラックとわたし」

ところで、わたしはトラック運転手をしているのだが、 きっかけは「トラックの運転席の後ろで寝てみたい」だった気がする。その時、私は個別指導塾の教室長をしていたのだが、保護者さんの中にトラック運転手さんがいて、話を聞いているうちに興味が出てきた。動画サイトで見てみると、運転席の後ろや上に寝るスペースがあるではないか！思いはどんどん募り、半年後に転職しました。幸いなことにわたしが持っている車の運転免許証は8t限定の車も運転できること、それと免許取りたてのころに自家用車でマニュアル

20200331（詩）あなたに出会えたこと

別れてから何年経ったとおもってるの いまだに忘れさせてくれないなんて 生まれて初めての一目惚れだったから 最初で最後の一目惚れだったから 初めて会ったのはアルバイト先でのこと 恥ずかしそうに笑ったのがキミだったね 初めてのデートの日はどしゃ降りで ひとつの傘を相合い傘のようにさしたことおもいだした 別れを切りだされた夜 最後に別れのキスがほしいと お願いしたこと、本当にごめんね 本当にごめんね 季節は何度もめぐったけど いまだに夢に出てきてくれる

20200331（爆風スランプとわたし）

ところで、わたしはトラック運転手をしているのだが、なにを隠そう運転はきらいなのである。どうしてかすぐに眠くなるのだ。もちろん普段から寝不足ということもある、いやそれしかないか。 そんなわたしがトラック運転手なのだ。転職すると言った時、まわりの友人たちは良い顔をしなかったのは言うまでもない。だってすぐ眠くなるんだもん。そりゃみんな不安だよね。 8時間以上寝なくちゃ気がすまなっかた子ども（中学生）の頃、まわりの友だちは音楽に興味を持つようになった。「プリプリ（プリンセスプリン

20200331「noteとわたし」

noteというものを知ったのはFMラジオ「ワンモーニング」で、パーソナリティの鈴村健一さんが言っていたからだ。 わたしは現在トラック運転手をしている。 「ラジオ」をしっかり聞いていたのはいつの頃までだったか。「三宅裕司のヤングパラダイス」や「伊集院光のOh！デカナイト」はよく聞いていた。また「古田新太のオールナイトニッポン」は聴いていることばれないように布団をかぶって聞いたものだ（なぜかは、、、いつかそのうちに）。 わたしはいい歳をしたお兄さんである。人はわたしのことを