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1万人以上の子供の指導経験から感じたこと

こんにちは。YASUです。

普段はTwitterで教育や働き方、心のケアについて発信しています。

今回は教育現場で約10年間勤務してきた中で、子育ての黄金の法則があることに気づきました。そのことについて書き出してみました。

目次
①教育現場で感じた高い学力や生きる力を身につけている子の共通点
②10歳までの子育てが重要な理由
③伸びる子供の5つの家庭習慣

 ・3歳までの過ごし方
 ・寝る前の時間
 ・親子で一緒にやる
 ・6歳〜10歳までの年齢で意識してほしいこと
 ・体験重視
④おわりに

①高い学力や生きる力を身につけている子の共通点

僕は、多くの子供たちを幸いなことに指導してきた経験があります。

学生の頃からスポーツ教室のコーチやイベントで指導

スポーツ選手の頃も選手活動と並行して、子供にスポーツの魅力を伝えてきました。

引退後は、教育機関で多くの子供たちを見てきた中で共通して、学力や生きる力を身につけている子供には共通点があることに気がつきました。

まず前提として、子供の成長は短期的には形成されないということ。幼少期の環境や学習体験の積み重ねの結果が重要です。実際に大きく子供の変化が顕著に見えてくるのは10歳頃です。子供が10歳までの成長過程でどんな体験や言葉がけ、環境で育ったかが人格形成や今後の生きる価値観に大きく影響するということを理解しておく必要があります。

多くの教育指導の書籍でも10歳までの子育てが人格形成や今後の習慣を作る上でとても大切だと言われています。

これから話すことは、僕が実際に約10年という時間をかけて、多くの子供を見てきて実際に伸びる子の特徴やどんな家庭環境を過ごしていたのか。そして、多くの親とのヒヤリングによって、子育てをする上で是非とも知っていてほしいことを伝えていこうと思います。

現在の社会では、まず共働きというスタイルをとって子育てをしている家庭が多いのではないでしょうか?

出産後にすぐに復帰をして子供を保育園に預けるといった形です。人によって、すぐに仕事をしないといけない状況があったりするからかもしれません。

②10歳までの子育てが重要な理由

子供には発達段階があります。その最初の年齢が3歳です。この3歳までに親の愛情(スキンシップや言葉がけ等)を十分に与えることです。この愛情が不足している子は高い確率で小学校年代になると問題を抱えるケースが高くなります。

愛情をたくさん受けてきた子供は、落ち着いて学習と向き合い、様々なことに挑戦してみようとする心の土台が作られています。この心や態度があると、学習も継続でき、また新たな体験も増やしていく事ができます。このスパイラルを築くことで、当然ながら子供の学力や生きる力は成長していきます。

小学校年代で伸びる子供の特徴として、幼い頃にしっかり目を向けて、愛情を十分にかけ教育をしてきたご家庭です。特に、本の読み聞かせや英語のリスニングなどを習慣として取り組んできた子供は語彙力や言語能力が高い傾向にあります。

子供が7歳から10歳までの年齢でも、コミュニケーションを多くとり、進捗状況や子供の学習や生活の様子をしっかり見ていく。忙しいからといって、子供任せにしていない。また、第三者(習い事や塾)に任せて、親が関心をもたずにやらせている。この年齢は親の言う事が入りやすい最後の時間かもしれません。

10歳を超えると自我が確立していき、これまでの学習や生活習慣を変えるのがとても難しくなってきます。

現場で多くの保護者の悩みをこの10歳の境目に達した段階で聞いてきました。

学校の学習が理解できていない、規則正しい生活ができず、体調管理が難しくなってきているなど・・・

様々な問題がこの10歳という年齢の前後に出てきます。冒頭でも書いたように、この問題は、直近だけの出来事が原因ではなく幼少期の積み重ねが原因です。

困ってる保護者の話を聞いていて私が素直に思うのは、遅いです。

なぜ、もっと子供のことに関心をもち、関わる姿勢をもち、一緒に問題を解決する努力をしなかったのか?

人は問題が起きて、物事を考えます。事前に準備する事、やるべきことは多くあります。こういったことに1つ1つ目を向け、親は子供と向き合う姿勢が重要だと思います。子供は周りの大人ことをよく見ています。

誰よりもわかっている気がします。

私が教育現場で見てきた伸びる子供の共通項や幼少期の家庭環境を伝えていきます。きっとこの記事は、私の実体験から感じるものなので読者の方の子育てにも参考に必ずなると思います。このことを知っているだけで、今後が変わることも少なくないと思います。

③伸びる子供の5つの家庭習慣

伸びる子供の5つの家庭の習慣を紹介していきます。

・3歳までの過ごしかた

3歳までに人格が形成されると言われています。
この3歳までは、可能であれば親との多くの時間を共有して愛情をたっぷり与えてあげること。

運動神経は2歳までに作られるといった言葉もあるように、この年齢までたくさんの運動や規則正しい生活習慣を身につけさせる事が重要です。

くれぐれも保育園に任せ、子育てをラクしようとは思ってはいけません。この時期にラクをしようとすると必ず問題が出てきます。仕事を時短にしたり、テレワークにしたり、休止したり、まずは子供最優先にしてこの大切な時間を過ごす事です。

規則正しい生活習慣(早寝、早起き、食事、運動)を親がしっかり管理して生活をさせる事が子供が大きくなって、より良い習慣につながっていきます。

・寝る前の時間を大切にしている

これは記事の前半部分でも触れましたが、寝室での読み聞かせです。この読み聞かせの習慣を継続して10歳なった子供は多くの割合で、語彙・言語能力が高く、学力が高い傾向にあります。

様々な本に触れさせる事で、自分から本を手に取り、読書する習慣につながっていきます。当然のことながら、最初は親が習慣を作るきっかけということを忘れないようにしてください。

・親子で一緒にやる

 よくどこかに連れていけばいい。と思っている親(昔の自分)。

小さい子供は親と一緒にやる事が最大の学びであり、喜びになります。まずは親との遊びから友達との関わり、社会との関わりと変化していきます。最初の段階から子供は友達と関わりができなくても問題ありません。

親子で一緒に運動や学習、体験などを共に過ごす事が今後の自立に向けての大切な土台となります。

・6歳〜10歳までの年齢においては、コミュニケーション重視

 学校の宿題や課題、習い事も同様で、子供が取り組んだ課題を必ず評価してあげましょう。勝手にやらせて、第三者に任せる方法では伸びません。家庭、学校、外部のそれぞれが子供をよく見て、評価する事がさらなる成長につながります。

自分の子供はできているから、親はほとんど見てませんといった家庭を見てきましたが、子供の成長は伸びていきません。必ずどこかで壁にぶつかります。

・体験重視

お金をかければ、いい体験ができるとは違います。自然体験や運動体験、キャンプや山登り、海、工作、絵、スポーツ等、様々な体験を意識して取り組ませていく事で見えてくる事があります。

それは、自分の子供の得意な事や長所、短所です。これを親が知っている、認めてあげるだけで子供の将来が変わってきます。

④おわりに

子供自身が自分を知るためのヒントにつながる事なので、たくさんの経験を可能な限り、10歳までに取り組ませてください。

1万人以上の子供達を見てきて、伸びる子供の家庭環境は必ずといっていいくらい、上記の習慣を意識して取り組んでいました。

読者の大切なお子さんの子育てに1つでもヒントになれば幸いです。

今後も子育てに役になる配信をしていければと思います。


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