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PJ Harding & Noah Cyrus / People Don’t Change

ふとジャケットに惹かれて聞いてみた1枚。EP。Noah Cyrus(ノア・サイラス)は2000年生まれのカントリーシンガーでマイリーサイラスとコラボなんかもしているよう。マイリー・サイラスの7歳下の妹。ネクストブレイクスター、といった位置づけか。Peter Hardingは2013年デビューのオーストラリアのシンガーソングライター。

1 Dear August 3:20 ★★★★

ギターを叩くような音からカッティングへ、そして女性ボーカルが入ってくる。男性ボーカルに変わる。叩くようなギターコード。二人のハーモニー、アーシーな雰囲気。ギターのアレンジもさりげないがクオリティが高い。2番から楽器の音が増える。カントリー。クオリティが高い。こういう曲を聴くとアメリカ音楽もいいなぁと思う。

2 You Belong To Somebody Else 3:19 ★★★☆

引き続きさわやかなコーラス、  とはいえアーシーでさわやかなだけではなく地に足がついている感じがする。スライドギターかな、音像はすべてアコースティック。

3 Cannonball 2:32 ★★★☆

ピアノからスタートする男性ボーカル。カントリーというよりUSインディーロックのたたずまいもある、ピッチフォークあたりが好きそうな。Fleet  Foxesあたりにも近い。ピアノのペダルを踏む音が響く、環境音が上手く開放感を出している。

4 The Best Of You 1:11 ★★★☆

小曲、アコースティックな音像でつま弾くような曲。ハーモニーが美しい。

5 Slow Train Comin' 3:01 ★★★

深めのリバーブ、やや霞かかった音像にかすかなホワイトノイズ。これ、ボブディランのカバーなのかな。いや、あれはアルバム名か。揺れるような、舟をこぐようなリズムで夢見るような曲。

6 The Worst Of You 3:29 ★★★☆

つま弾くギターで二人のハーモニーが乗る。これはFleet Foxes感が強い、コーラスの音作りや深めのギターの音など。あと、流れていくメロディのしっかりした展開、ややクラシカルできちんと展開するメロディと、リラックスできるアーシーでカントリーな音像の組み合わせ。

総合評価 ★★★☆

EPなので総合というほどでもないが、アメリカンミュージックの良さを再確認できるいいアルバム。生活音、環境音が適度に盛り込まれていて聞き疲れないのも良い。過度に完成、洗練されておらず、生活感、地に足がついたというかライブ感がある。ボーカル2人も自然体で良い声。ありそうでなかなかない良作。

 

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