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メタル史 1980-2009年

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1980年から2009年までの30年間のメタル史を時系列で追っていきます。各年10枚のアルバムを選び、計300枚でメタル史を俯瞰することを目指します。 ロック、ハードロックのサ…
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記事一覧

連載:メタル史 1983年⑨Slayer / Show No Mercy

スラッシュメタルの”帝王”ことUSのスレイヤー。LA郊外、カリフォルニア州ハンギントンパーク…

連載:メタル史 1983年⑦Satan / Court in the Act

N.W.O.B.H.M.に乗り遅れたバンド、UKのSATAN。日本語表記は「サタン」と「セイタン」が混在し…

連載:メタル史 1983⑥Mercyful Fate / Melissa

連載再開します、お待たせしました。 Metallicaのラーズウルリッヒと同郷、デンマークから現…

連載:メタル史 1983年⑤Mötley Crüe / Shout at the Devil

LAメタルの雄、Mötley Crüeのメジャーデビュー作。インディーズ時代に「Too Fast For Love(…

連載:メタル史 1983年④Metallica / Kill 'Em All

後にメタル界最大のバンドとなるMetallicaの門出。1981年、ラーズウルリッヒが地元の新聞に出…

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連載:メタル史 1983年③Iron Maiden / Piece of Mind

前作をもって名実ともにN.W.O.B.H.M.の旗手となったIRON MAIDENの4作目。前作からボーカル、ブ…

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連載:メタル史 1983年②Dio / Holy Diver

Black Sabbathを1982年に脱退したロニージェイムスディオが自分がリーダーとして新たに組んだバンド、DIO。そのデビューアルバムが本作です。 ロニージェイムスディオは1942年生まれのアメリカ人で、基本的にアメリカで生まれ育ちました。Rainbow、Black Sabbathの参加で「UKのアーティスト」の印象も持ちがちですが、生まれも育ちもUSのアーティスト。両親がイタリア系アメリカ人なので、ディオ自身もイタリア系ですね。ただ、活動拠点はずっとアメリカでした。

連載:メタル史 1983年①Accept / Balls to the Wall

前作「Restless & Wild(1982)」が一定の商業的成功をおさめ(UKで98位にチャートイン)、波…

連載:メタル史 1982年まとめ

1982年の10枚を聴き終わりました。いろいろな動きがあった一年。これで30枚、全体の1割を聴き…

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連載:メタル史 1982年⑩Pagan Altar / Pagan Altar (Judgement of the Dead)

謎多きバンド、Pagan Altar。Witchfinder Generalと並び、N.W.O.B.H.M.におけるDoom Metalの先…

連載:メタル史 1982年⑨Tank / Filth Hounds of Hades

Tankはジャケットが印象的。本作も迫力とかわいげがある三つ首の犬がジャケットです。タイトル…

連載:メタル史 1982年⑧Witchfinder General / Death Penalty

N.W.O.B.H.M.の隠れた名盤、的な立ち位置で見かけることが多い印象のアルバム。バンド名Witchf…

連載:メタル史 1982年⑦Venom / Black Metal

そのタイトルから「Black Metalの源流」とも呼ばれることがあるVenomのセカンドアルバム。今振…

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連載:メタル史 1982年⑥Barón Rojo / Volumen Brutal

Barón Rojo、日本語の表記だと「バロン・ロッホ」と表記されることが多いこのバンド。スペインのバンドです。 80年代初頭、英語圏以外で、自国語で歌うヘヴィメタルバンドが存在したのはスペイン、フランス、日本です。スペインを代表するのがBarón Rojo。フランスはSortilège(ソルティラージュ)、日本だとLoudnessが代表的なバンド。ドイツはドイツ語ではなく英語でアルバムを制作し(Scorpions、Accept)、世界へ進出していきました。逆に言えば、スペ