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ツレがうつになりまして(2011年の映画)

印象的だったのは太陽の光の重要性。
うつは脳内のセロトニンやノルアドレナリンが不足してしまう病気。そのため、日光を浴びることでセロトニンの分泌を促すといいとされている。しかし梅雨時になると雨で日光が遮られてしまうため、気分が落ち込んだまま(うつ状態のまま)になってしまう様が描かれていた。

セロトニンとは幸せホルモンとも呼ばれ、様々な所で目にする事があり、特に朝散歩のススメは健康生活には必須情報だといえる。

南部屋の重要性もこれに通じる。映画内でも部屋で筆耕を浴びながらお昼寝する姿や、縁側での日常が描かれていた。自分自身の生活でも南部屋における太陽の重要性は気分の高揚・安定感や冬の温かさなど、非常に感じるところである。

余談ではあるが、冬から春にかけての新緑や夏の草木の生命力の高さは太陽のエネルギーを強く感じるところである。


映画の終盤でも「うつとこれからも付き合っていく」というメッセージは、この病気の難しいところを考えさせられる。しかしこの映画で色濃く描かれた夫婦の絆や自分の記載した太陽の光は、生きることを前向きに捉えられる大切なことだと思う。
最近は今の時代における結婚の必要性に疑問符を持つことも多いが、この映画のような絆の描かれ方をみれば、人は誰かと繋がっていたい、その精神的な安心感を得られるものだな、と感じる次第である。


宮崎あおいのお団子ヘアが最高です。



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