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『環境問題について、私のできること』(2022)

 地球温暖化などの環境問題により、eco-awareness(環境意識)が高まっているにもかかわらず、100年に一度の災害が毎年のように発生しています。

 化石燃料である石油や石炭の燃焼により、世界各地で酸性雨による森林の立ち枯れが報告されています。また、自動車や他の輸送機器から排出される二酸化炭素が地球を覆い、太陽の熱を逃がさずに地球温暖化の原因となる温室効果(greenhouse effect)が生じています。温室効果ガスには水蒸気の他にも二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロンガスなどが含まれます。

 近年、畜産業が気候変動などの異常気象の問題に関与していると指摘されています。畜産業は自動車産業などに比べて化石燃料の消費量が多く、環境への負荷が大きいのです。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の試算によると、牛などが直接排出するメタンガスに加えて、畜産業による牧場の開墾や飼料や肥料の生産・輸送に伴う二酸化炭素の排出などが温室効果ガス全体の約18%を占めており、この割合は自動車などの輸送機関で生じる温室効果ガスの13%を上回っています。

 つまり、畜産肉の消費量を減らすことで、地球温暖化対策に効果的に貢献することができます。私自身は環境の観点から、完全な菜食主義(ヴィーガニズム)を実践しています。例えば、大豆由来のソイミートなどを摂取します。欧米では、ビヨンドミートやヴィーガン食品が広く利用されています。動物由来の食品は地球温暖化に影響を与え、森林伐採を引き起こします。

 過去半世紀の間に人口は倍増し、動物性食品の消費やフードロスなどが地球温暖化を加速させる要因の一つとなっています。

 さらに、牛などの反芻動物が排出するメタンガスにも問題があります。メタンは二酸化炭素の20倍以上の温室効果を持ち、全世界の生活活動によるメタン排出量の37%が牛や豚などの農場から発生しています。また、農場における家畜の排泄物からは亜酸化窒素といった温室効果ガスも放出されます。

 結論として、私は地球環境のために動物由来の食品を摂取しないことを選んでいます。自然と動物との共生を大切にし、地球温暖化を含む過去の経済発展や私たちの生活が地球環境に与えた危険性を心に留めることが重要です。

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