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緊急事態!チーム編成を見直す時【中日ドラゴンズ】

 またも緊急事態発生です。16日の阪神戦で主力の高橋周平選手A・マルティネス選手が相次ぎ故障。翌日、出場選手登録を抹消されました。今シーズン甲子園初勝利の代償はあまりにも大きく、さらなる苦しい戦いを強いられることは確実です。故障者が投手、野手共に続出している状況で、改めてチーム編成を見直す機会に来ているのではないでしょうか。

次々と離脱。。

 今季の中日は石川昂弥選手梅津晃大投手勝野昌慶投手など期待の選手が次々と離脱し、苦しい戦いを強いられました。そこに追い打ちをかけるように中継ぎを支えていた山本拓実投手ロドリゲス投手が離脱。さらに阿部寿樹選手松葉貴大投手がコロナ感染で離脱する中で、高橋周選手、A・マルティネス選手の離脱。チームはボロボロになりつつあります。

 三ツ俣大樹選手溝脇隼人選手が奮闘していますが、ギリギリの選手層で戦っていることを他チームに露呈する形となっています。もし、三ツ俣選手や溝脇選手にアクシデントが発生したら。そう考えただけでゾッとするチーム状況に、悲しさを覚えます。このチーム状況を改善するためにはどうしたら良いのでしょうか。

最下位覚悟で元気な若竜育成も

 開幕前、ここまで選手が次々に離脱することは考えてもいませんでした。長いシーズンの中で、誰かが故障したり、不調に陥ることはあると想定していましたが、ここまで有望な若竜を含め、離脱者が続出するとは想定外でした。

 盤石と思われていた投手陣に綻びが生じ、打線も開幕前からの懸念通り思ったように繋がらない。シーズン途中の補強も支配下選手ではタバーレス投手後藤駿太選手を獲得しましたが、補強ポイントとズレが生じているのは事実でしょう。結局、離脱者の復帰を待つしかない状況となっています。

 補強が上手くいかないのであれば、今季は若竜育成に全力を注ぎ、最下位に終わったとしても我慢して元気な若竜を起用し続けるしかありません。遊撃では2年目の土田龍空選手がセンスある打撃を魅せ、台頭しようとしています。3年目の岡林勇希選手は開幕から出場を続け、上位打線を引っ張る貴重な存在になっています。

ドラフトに懸ける!

 ここにさらなる化学反応を起こすには、秋にあるドラフト会議で有望な選手を獲得する必要があります。シーズン途中の補強はできなくても、ドラフト会議は必ずやって来ます。これ以上補強しないのであれば、今秋のドラフト会議で失敗は許されません

 昨季のドラフト会議では右打ちの外野手を3名獲得しました。いずれも大卒選手で、今季は右打ちの外野手を上位で指名することはないと考えています。また。昨季は投手を1名しか獲得しておらず、新たな戦力による選手層の底上げに失敗しつつあります。そこで今季は、高校大学問わず、新たな投手の獲得は必須でしょう。

 今季は北海道に有望な投手が多く、クラーク国際高・辻田旭輝投手、東海大札幌高・門別啓人投手は才能豊かな投手です。他にも春の甲子園で活躍した星陵高・マーガード真偉輝投手、昨夏甲子園に出場した阿南光高・森山暁生投手も将来有望です。

 大学生投手では、立教大・荘司康誠投手や沖縄大・仲地礼亜投手が非常に楽しみな投手で、早い時期から1軍で登板できそうです。

 野手では、立教大・山田健太選手、天理高・戸井零士選手、国学院久我山高・下川辺隼人選手はレベルが高く、将来的にチームを担える選手となるでしょう。

 ドラフト会議は運や会議の流れにより、理想通り指名することは非常に困難でしょう。ただ、補強をせず、現有戦力で戦うのであれば、ドラフト会議に懸けるしかありません。立浪監督が良い意味で頭を悩ませられるチームを作るため、現場だけではなく、フロントも本気で動く時が来ています。

【出典】


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