見出し画像

実りある本拠地最終カード【中日ドラゴンズ・9月23~25日】

 中日は23日~25日、本拠地で巨人と対戦し、22年シーズンの本拠地ゲームを全て終了しました。23日には福留孝介さんの引退試合があり、その後は連勝締め。感動と収穫のある3連戦でした。来季に向け、逆襲が期待されます。

柱になった!小笠原慎之介さん

 24日の試合は小笠原慎之介さんが先発登板。7㌄を投げ、被安打4の失点1。奪った三振は10個と、この日も完璧な投球を魅せました。

 これで自己最多の9勝目。2年連続の規定投球回到達はもちろん、初の2桁勝利も目前に迫っています。

 今季は特に後半戦の安定感が抜群で、一皮むけた印象を持ちました。力強い直球とカーブ、チェンジアップを織り交ぜ、セ・リーグの奪三振ランキングでは堂々の2位(25日現在)。

 9勝8敗と貯金も1つ作り、大野雄大さん、柳裕也さんに続く先発ローテの柱になりました。

若竜戦士の躍動

 25日の試合では、今季も課題となった打線が爆発。巨人のエース・菅野智之さんを捉え、5回途中4失点でノックアウト。6回にも加点し、計7得点を挙げました。

 1番・岡林勇希さんが3安打3得点、2盗塁と大暴れ。25日現在ではありますが、セ・リーグの最多安打争いのトップに立ちました。三冠王を狙うヤクルト・村上宗隆さんや阪神の安打製造機・近本光司さんらを超える大躍進。とても、高卒3年目の選手とは思えない活躍を魅せています。

 遊撃手として試合出場を続けている土田龍空さんも、菅野さんから先制適時打。アグレッシブな守備に加え、巧みな打撃が光ります。

 また、この3連戦からルーキー・鵜飼航丞さんが1軍復帰。復帰戦の23日は、早速適時打を放ちました。本塁打こそでていませんが、持ち前のパワーはやはり魅力的。バンテリンドームでなければ本塁打という当たりもありました。

来季への準備

 福留さんが球界を去り、寂しい気持ちもあります。しかし、次世代を担う若竜戦士たちが、確実に成長しています。長いシーズン、全て上手くことは容易ではありません。

 それでも、巨人が誇る戸郷翔征さん、菅野さんに連勝できたことは大きな収穫。来季の逆襲に向けて、着実に準備は整っているとみて良いのではないでしょうか。

【参考サイト】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?